僕と君の信頼関係
こんばんわ!クロです
今回は、4話の続きを書いていこうと思います!
少年少女の若々しい思い出を……
とある日時、僕はかえでの部屋にいた
「ねー、なぎはどうして許してくれたの? お互いに下の名前で呼び合うことに」
それは……僕にも分からない。
今日二回目だ……この疑問に
でも僕はこう答えることにしたんだ……
どうしても答えたほうが良い気がしていたから
「それはね、お互いが親しく、なんの隔りの無い、凄く仲が良くて……お互いが信頼し合える関係に成れたら良いなって思ったからだよ」
僕には分からない……
どうしてこんな風に友達を作りたかったのか……
分からないのなら理由を作れば良い
そう思ったんだ
だからまた前みたいな事になって、かえでが泣きそうだったり、困ってたり、悲しい顔をした時に僕は……絶対に助けてあげたいと思った
友達とはこういうものなんじゃ無いかと自分で勝手に理由を作ったんだ……
そう1人で考えてた時、凄く真面目な顔をしたかえでがそこにいた
そして……
「成れたら良いな……じゃないよ? もう私はなぎの事を信用しているんだよ! 私だけ助けてもらってばかりじゃ嫌なんだよ! だから私の事も少しは頼って欲しいな」
そう言われた時に、僕は泣きそうだった
初めて出来た友達にここまで言ってもらえたことに凄く……感動した
そして僕は、その言葉に、自分なりに精一杯真剣に向き合ってこう返す事にしたんだ
「うん、僕は君が辛い時に一緒に居てあげたい……そう思って、さっきの言葉を君に送ったんだよ。でもそれは、自分の事は含まなくて……今の僕は君さえ守れれば、それでも良いと思っていた。だけど僕にも辛い時があるかもしれない……その時は側に居てくれると嬉しい……」
僕は、自分の言った言葉に息が詰まりそうだった
なぜ僕はそんなに人を頼ろうとしているのか
でも、まだ小さな僕にも分かったことがある……
人は、人は1人では生きていけない
沢山の人が手を取り合い、そして共存していくのだ
僕がなんでそんな事を分かるのかというと
たまに僕の両親が、ほむらと一緒に居る時に話してくれたから分かったつもりでいるだけだ
でもそれは、今までは分からなかった……
それをかえでが教えてくれた
僕は凄く嬉しかった……
そして、そうこう感じているうちに僕の瞳から、ポツポツと水玉が落ちてきた
そう、僕は泣いたのだ……
そして、かえでが答えてくれた
「当たり前じゃない! 私はずっと、なぎが私から離れない限り側に居てあげるよ……だから、泣かないで?」
そして優しく、静かに、かえでは僕を抱き締めてくれた……
「ありがと……ありがとう!かえで」
それから暫くして、ようやく泣き止んだのだ
「ごめんね、恥ずかしい姿見せちゃったよ……」
僕は俯きながら、消えそうな声でそう言った
そして君は静かに、穏やかに笑いながらこういった
「良いんだよ……私も嬉しいんだ。こうして側で支える事が出来て、こう言ったらおかしいと思うけど……ありがとう」
僕は、この時に少しだけ考えた
もしかしたら僕が支えているのでは無くて、逆に僕が支えられているんだな……と
考え過ぎか……
そう思ったら僕の顔がにやけていた
その時、かえでから驚くべき事をお願いされた
「なぎ、今日さ……私の家に泊まらない? いや、泊まってくれないかな?」
「次は私の番! 今日残りの時間を掛けて、私を支えてね」
そして、親の許可を得て泊まる事にしたんだ……
僕は、今日が凄く特別な日になっている気がした
まだ続くこの夜を、僕は描こうと思う……
僕恋4話を読んで頂きありがとうございました!
今回は、前回のお話しの続きなので場面を続けて書いてみました!
この次の話も続きからです
同じ日に投稿しますので、是非そちらも読んで頂けるとありがたいです
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それでは、次のお話しでお会いしましょう
どうか、幸せな良い日を……