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君への想い

こんにちは! クロです。


早速ですが、どうぞ!


第32話

君への想い

『今日の夜は、三人で一緒に寝る事に決定しました!』


 先程話したように、僕は考え事をしていて、ほむらとかえでの話を全くと言って良いほど聞いていなかった。


 でも、それを告げた二人は凄く幸せそうで、拒否なんて到底出来ないような雰囲気が辺りを包み込む……


 正直ほむらと一緒に寝た事は多々あるけども、かえでと一緒に寝た事は一度しかないので緊張するなと思い……


「あ! お兄ちゃん。まさか、かえでさんの寝顔思い出してる?」


 まさに痛い所を突かれたわけだけども、その通りだから何も言い返せない。


 言い返したいけども、言い返せない……


 きっと言い訳をしてしまったら、かえでが怒るだろうなと思いながら……


「も、もう〜。恥ずかしいよぉ〜」


 そう言いながら、両手で顔を優しく包んで、しどろもどろに体を動かしながら。


 少しばかし時が流れた頃に、ぎこちない動きは収まって、小さくて綺麗な手を少しばかり開き、こちらを覗いていた……


 あぁ〜……可愛い。


 元々、かえでは凄く可愛いけど、今の一面は普段とは違っていた。


 かえでは、結構表情に出やすい女の子で、恥ずかしがるとすぐ頬を紅く染めるから、余計に心をくすぐられる。


「可愛い……」


 思わず喉から口へ、外へ出てしまって声となった言葉は、きっと出しては行けないものだと直ぐに把握出来た。


「か、かか可愛い!?」


 叫びとなって僕に確認を求めたのか、あるいはそうじゃないのか……


 分からないけどもかえでは、頭がパンクしてしまったみたいで、僕の方へ倒れて来る……


「かえで!? どうしたの?!」


 それを軽く抱きしめて、ほむらに助けを求めた。


 こういう時には、同じ女の子が頼りになるので頼ることにしたけども……


「大丈夫だよ! お兄ちゃん。落ち着いて! かえでさんは、きっと嬉しくて気絶しちゃったかもしれないから、取り敢えず私の部屋行こ」


 もう一つ付け足される……


「お兄ちゃんの部屋でも良いんだけど……起きた時にまた倒れちゃったら……可哀想だしね」


 えへへ……と柔かな笑顔を見せたほむらは、何というか凄く頼りになるから、ここは任せる事にしよう。


「分かった! じゃ〜かえでは僕に任せて」


「うん! お願い。私のベットに寝かせてね」


「了解!」


 かえでを僕の背中の方に回して、おんぶみたいな格好になったけど仕方ないよな……


 小さな女の子をおんぶしたまま、階段を登って少しばかり歩いたところに妹の部屋がある。


 その部屋は、ほむらの部屋で、目的地である場所……


 なので、一瞬躊躇はしたけども部屋の主にお邪魔しますと挨拶したところで、かえでをベットに寝かせた。


「ありがと! お兄ちゃん。じゃ〜私はお茶でも淹れてくるから、どこでも良いから座ってて」


 まあ〜実な妹である訳で、遠慮なくベット近くの地面に座らせてもらい、ほむらの帰りを待つ。


 そして、一人でボソッと口に出す……


 さっきから、ずっと頭から離れないこの感じを、吐きだそうと思う……


「はぁ〜。僕は、今日持つのかな……」

ここまで読んでくださり、ありがとうございます!


お疲れ様です。


さて今回は、異常なぐらいにかえでが可愛いと言われていますが、上手く描写出来ていればな……そう思います。


読者である皆様にも、同じ気持ちを理解して貰えたら、これ以上嬉しい事は無いですね。


かえでの言動がいちいち可愛すぎるんですよ!!「笑


それでは、また次回でお会いしましょう。

次回も、よろしくお願い致します!



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