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僕達の出会い

皆さま!お久しぶりです。そしてこんにちわ

僕の小説……僕達はこの日常に恋を入れてみる事にする

+過去編

僕達の出会いです!

それではどうぞ!

僕達は、この新しい高校生活に慣れていった


そして、僕は……


「やっぱし眠い……」


何故だろうか……


みんなが、ワイワイと楽しく友達と話し合ったりしている人


小説を読んでいる人や教室の外に出て、廊下の窓を開けて涼む人などが居た


何故だか僕はその1人には加われずに、教室の机上に頭を置いていた……


まあ、あれだ……単に眠たいだけなのだ。


ごく普通に居る男子高校生の1人という訳なのだが、不思議な事に……


「何でこの教室には、僕みたいに睡魔と格闘してる人は居ないんだろうな……進学校だから? それは関係無いか」


そう1人で呟いて居ると、それを見兼ねたのだろうか、溜息を吐いて近付いてきた。


多分、親友のどちらかとは予想がついた


「はーいなぎぃ〜。何で君は……どうして机上に頭を押し付けて独り言を呟いているのかな? あーそういう事か、ほむらちゃんに無理矢理……」


おい、それはダメだ!


その言い方は殆どの人間に誤解を招くから。

だけど、その通りだから何も言い返せない……


言い返せる言葉はこれしかないと……

僕は思った。


「そうだよ。ほむらに無理矢理起こされまして……ただいま睡魔との格闘中でございます。ここに居ては病むよ?」


僕は、親友の一人……楠かえでと話し始めた。


「何言ってんのよ。私がこの程度で病む訳無いでしょ……まったく! いつから一緒に居ると思ってんの? そんな程度で毒されるわけ無いから」


そうでしたね、貴女は腐れ縁と言っても良いほど一緒に居ますもんね。


「ごめんな……かえでがそんなのに毒される訳無いよな。だって女王様ですからね。どうぞ何なりとお申し付け下さいませ」


これがまさか。

地雷にジャンプするとは……


「へぇー……そうね。だったらジュース買いに行こうよ! なぎぃ〜の奢りで」


それぐらいなら良いかな。

……って何も良くないよね?


でも今逆らったら怖そうだし、大人しく従っとこう


そう考えているうちに、かえでは準備が出来ていた……

もちろん僕も


それじゃ行きますかね……


あれ?


僕の気のせいかな……

買ってこいじゃなくて……


かえで今機嫌良いのか?


どうやら、地雷を踏んでなかった様で……何とか飛び越したみたいだな。


「ほらどうしたの? 行くよ! 」


「あ、ごめん。今行く!」


どうしたのかな?

何か、かえでがおかしい……


「君は、気づいて無いんだよね。鈍感過ぎるよ……なぎ」


隣で何か……大事な事を聞いた気がした。


だけどその声は小さく、気持ちの良い……透き通った風の音色に掻き消されながらも、何か……僕に伝えようとしていた


「ごめん……今、何て言ってたの?」


「いや、何でも無い! それよりもう少しで自販機だよ! 実は和希に、俺と那月さんの分も頼むって言われてさ……さっき言ったこと。忘れて無いよね? さっきのは独り言だけれども。まさか二回も聞こえなかったり忘れたとか、そんな都合の良い話しって無いよね?」


ここで、あるよ!


なんて事を口にしてしまえば多分、僕の財布なんてあっと言う間に空になる。


そんな予感がした……


「当たり前だよ。そんな忘れたり、聞こえなかったりとか都合の良い話しを並べるだけの男では無いよ。まあ、聞こえなかったのは本当だけど……仕方ないから今日は僕の奢りだ! 好きな物を飲んで良いよ。」


少し格好付けたけど、このぐらいは良いよね?


「お、分かってんじゃん! 流石なぎ〜。ならさ、一人二本ね!」


あ、財布飛んだわ……


だけど今日はかえでの事を笑わせれたかな

昔みたいな……あんなことなんてもうごめんだから


ーーーーーーーーーーーーーー


僕は、小さな頃に1度だけ、虐めの現場に行った事があった


何故そんな所に行ったのかと言うと、僕は虐めていたグループの一人にお前も来いと言われ仕方なく向かったのだ。


そして、僕は決めていた


自分は傍観者になろう……


ただ見ているだけの人形として


そう思っていた……


だが、その場に着いた時、虐められていたのは自分と同じ年頃の小さな少女だった。


そして、僕の隣に立っている少年……


そいつは、虐めグループの1人……そして僕をここに招いた張本人だった。


僕は、気になることがあったので、話しかけた


「なんで僕をここに呼んだの? もしかしたら僕もあの少女の次に虐められるの?」


そして暫く沈黙が続いた……


「なぜ俺が、君みたいた奴に話さなければならないんだ? だがな、一つだけ答えを返すよ」


そして答えが返って来た。


「そうだ、君もあの少女の次に虐められる。だがそれは、あの子より早くなるかもしれないし、遅くなるかもしれない。もしかしたら一斉にって事もあり得るかもな」


凄く曖昧で、だがそれで僕の決意は決まった気がした。


僕は、先に……あの子より早く、このグループの攻撃を受けよう。

そして耐え……あの子だけは助ける。


そして僕はこう言った


「ならさ、これが最後の質問にしても良いかな? きみはそれを僕に喋っても良かったのかい?」


そして……


「そうだな……大丈夫だろう。俺もこれを見届けて最後にするからな」


君がそう言った時、僕は何故だか安心した。


「そう……急だけどお願いがある。先に僕がターゲットになるから君はこっそりと女の子を逃がしてくれないか?」


「な! 馬鹿かお前は? あんな人数相手にどうやって」


「だから言ったよね? あいつらの……ターゲットになる」


「そうか……分かった。お前の名前は? 俺は。不知火和希だ!」


「僕は、霧島凪!」


そう言って僕は、女の子の元へ向かった……


ーーーーーーーーーーーーーー


はぁはぁ……やばい! 最近運動しなさ過ぎて運動不足になってきてる……どうしたものかな。


だが、そんなこと言ってる暇は無い。


「君は……だれ?」


この子は、僕にかなり怯えていた。


仕方ないか、全力ダッシュで走って来たんだから。


「僕は、霧島凪だよ! 君はもう……大丈夫だから早く逃げて!」


不知火! 早く来てくれ……


「ひゅうひゅ〜。きゃーカッコイイね! 王子様のご登場かい? ウゼェーからさっさと失せろ」


そう言ってきた奴は多分……


このグループの中の1番上って所だと、この子の目がそう語っていた。


「ごめんなさいねー。大勢で女の子虐めて楽しいか? まるでテメェーらはゴミ屑だな。女の子を相手にして何だ? その満足気な顔は」


ここはもう仕方ないだろう……


自分が身代わりになると決めたのだから相手を挑発するしか無い。


自分でも恐いけど……

やるしか無いんだ!


「ア? テメェー調子に乗りやがって。雑魚王子様の癖によ」


そう笑いながら、他の人にこいつをヤッちまえと言っていたのが見えた。


そう……


それが狙いなんだよ

馬鹿みたいに引っかかって……


そして自分が今、ヤられてる状況の時。


心配したのは自分がこの先どうなるのか? という事では無く……あの少女が立ってた場所を見た。


そこに紙が落ちていた。


「この子逃がしたら絶対お前も迎えに来るからな!

それまで待っとけ。俺の相棒となる霧島凪! 」


そう書かれていたのだ……


これは不知火が書いた奴だろう


今あの人は少女を逃がしてくれてる

それだけでも嬉しかった……


ーーーーーーーーーーーーーー


ふと目を覚ました時、そこはベットの上だった。


そして僕の身体には、包帯やら、何やらと手当ての跡があり、隣にさっきの少女が居た。


そして起き上がろう体を上げた瞬間!


「ッ! 痛いな……」


「それはそうだよ! 何で、何で私なんかを助けたの?」


少女はそう言った


その少女の目には、透き通っていて綺麗で透明な水玉が落ちている……


「何言ってんのさ。それより君が無事で良かったよ」


そうだ、僕はその為に相手を挑発して自分が身代わりになったのだ……


「何それ……そんなボロボロになってまで私を! でも、ありがとう」


それは心地良かった


これ程までに心地よい空気は今までで初めてだろう……

そう思った時、何故か僕も涙を流していた。


「あ……れ? なんで、僕まで……」


「何で貴方が泣くのよ! 私、止まらなくなっちゃうじゃない!」


そして、お互いに泣きあった後……

不知火がこの部屋に入ってきた。


「おう! 起きてたのか相棒」


その時、ふと思い出した


「ああ、ありがとうな。この子だけで無く、僕も助けてくれて……」


「何言ってんだよ。まさか読んで無いのか? やれやれ」


その時、僕は笑った


「いや、読んでいたよ。相棒、これからよろしく!」


「読んでたのかよ! それを言えよ。つか認めてくれたのか……相棒ってこと」


「あたり前だろ? 助けてくれたんだから。てかさ、此処は何処? あとあのグループどうなったの?」


そして和希が笑いながら言う。


「あの後、俺は凪を担いだまま走ってたんだがすぐ追いつかれそうになってよ? そして近くに通りすがりの大人が居て助けてくれたんだ」


最初に、不知火が後者の方の質問を答えてくれた


そしてこの子が、前者の答えを出してくれた


「此処は、私の家だよ。あの時、そこの人が逃げるのに協力してくれて……でも私を庇ってくれてる人をほっとけなくて、戻ったんだよ? そしたらそこの人が、ボロボロになった君を担いでて……大人が助けてくれたんだけど。流石に人が多すぎて……ここに着く裏道を案内して此処まで辿り着いたの。」


「おい、そこの人って何回言うんだ! 俺は不知火和希だ和希と呼んで」


「分かった、和希。これからよろしく」


「それと助けてくれてありがとうございました!なぎ」


感謝か、感謝ならそこの人にも言ってあげてよ? と心の中で笑いながら思った


「おう! それより大人の人……大丈夫かな? 人数が多いなら危ないんじゃ」


そして、笑われた


「こんな時にまで人の心配? 大丈夫だよ。何人も居たし……それより、なぎは面白いね! そのおかげで救われたんだけど……あ、私は楠かえでって言うんだ。これからよろしくね」


かえでか、良い名前だな……


「おう! よろしくな」


これが、僕とかえで、そして和希との出会い

それからこの三人は、いつも一緒だった……

時間って経つのはあっという間ですね。

僕の小説は、5ヶ月ぶりの更新という事で最近忙しく書けておりませんでしたが、これからはこんなに延ばさないよう頑張りますので応援よろしくお願いします!

ぜひよろしければ感想を書いて貰えたならば幸せです!

それでは、また次回

ありがとうございました!

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