僕と君へのお迎え
こんにちわ! クロです。
ここ一週間ほど投稿が遅れてしまい申し訳有りません……
それでも、またここに来てくれた人や新しく読んでくれた人には感謝の気持ちで一杯です!
ありがとうございます!
それではどうぞ
第二十九話 僕と君へのお迎え
今の空は、もう少しで夜が来る事を知らせてくれる夕暮れ時。
そして、かえでの家から僕の家に向かう時間になったので彼女に促した。
「そろそろ行こっか」
先ほど、かえでにうちに泊まりに来てとお願いした。
何故かと言うとほむらが、かえでさんと私も話したいから泊まりに来て欲しいな〜と僕にお願いしてきたから……
いや、それだけではない……
実は、僕も前にかえでと約束をしていた……
その約束は大事だけども、それ以上に楽しみが勝っている。
「うん! なんだかドキドキするね!」
かえでは、そう言いながら何やら顔を赤らめていた。
何で、赤くなっているのかは分からないけど、楽しみにしてくれてるのかな? と期待してみることにしよう……と思わず苦笑してしまう。
「あ、そーだ。なぎ! 私もほむらちゃん? と話してみたいから、もし話が止まったら助けてね」
「良いよ! まあ〜最初は三人で話してみよっか」
最初は、会ったこともない二人で話すのはキツイかな……ほむらとかえでの事だからそれはないと思うけど。
そうこうしている間に、もう直ぐうちの前に到着するところだった。
「うん! ありがとう。でも、もう直ぐだね……」
正直に言ってしまうと今のかえでは、至る所が固まっていて、凄く緊張している面影がある。
多分だけど、このまま家に入ってしまうと、ほむらとの初対面を交わす前に倒れてしまうな……と脳裏に浮き上がるから、先ずはかえでを落ち着かせてみよう。
何度も言うようだけど、かえでは凄く繊細で儚い女の子なのだ。
「そうだね。でも先ずは落ち着こう? 一旦歩くのを止めて深呼吸してみて? 大丈夫。僕が居るから!」
そして、この言葉に付け足す。
これがきっと、かえでが一番としている問題だろう……
なので、問題を取り払わない限り、幾ら深呼吸をしようとも心は落ち着かないと思う。
「あとね。僕の妹は、優しくて良い子だから大丈夫だよ。直ぐに仲良くなれると思う!」
かえでは、その言葉に安心してくれたのだろうか、硬くなってた表情は……
少しずつだけど、確かに柔らかくなっていき、鮮やかな花のような雰囲気が戻って来た。
あぁ〜この表情だ。
この雰囲気こそ、楠かえでという女の子であり、そして家族以外で一番心を許せる人物だと確信する。
だから……
「分かった! なぎとほむらちゃんを信じるね!」
だから僕は、尚更この二人を会わせたくなって来た……
『ガチャ』
その心を読まれたようなタイミングで、目的地である家の扉が、徐々に開かれていき……
「おかえり! お兄ちゃん。そして初めまして! かえでさん。どうぞ上がってください」
ここまで読んでくださり、ありがとうございます!
お疲れ様です。
今回から、次に繋がっていくストーリーを考えていて投稿が遅れてしまいましたが、これ以上は無いように頑張っていきますので、応援よろしくお願いします!
それではまた次回でお会いしましょう。
次の話も、よろしくお願いします。




