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優しさの中に

こんにちは! クロです


いきなりですがごめんなさい……日をまたいでしまいました


本当に恥ずかしいながらも頑張りましたので、ぜひ読んで貰えると嬉しいです


それではどうぞ!

第19話、優しさの中に

今、ほむらは僕の胸の中で泣いていた……


ただこれは悲しかったり、またもや寂しくて泣いているのでは無い

嬉しくて泣いているのだ……それは直ぐに分かり、自分もつられて涙が出てくる


そして、互いに目から溢れている涙が収まりかけているので話しかける事にした……


「そこまで嬉しい物だったのかい?」


さっきの妹の表情を見れば直ぐに愚問だと感じるが、流石に間が持たないので尋ねる事にしたのだ


その返事は、少し時間が経った後に返って来る


「それは愚問だよ〜お兄ちゃん。」


そして妹は、なんとか聞こえるぐらいの小さな声で続ける


「初めて私にくれたプレゼントが……こんなに可愛いリスのぬいぐるみだよ? 嬉しく無いわけ無いよ……」


この言葉を言い終えた後に、体を丸めて顔は紅く染めながら俯く……


その姿に、僕の心臓は高鳴った


何故かは分からない……きっと何かを感じたんだろうと自覚するけど、少しだけ気付かなかった事も確かにあった


そして、次の言葉で明らかになる


「お兄ちゃんも顔紅くなってる……一緒だね」


さっきまで体を丸めていたのに、少しずつこっちを見ながら指摘してきたので、恥ずかしくなって喋れなくなるからやめてほしいな……と思いつつも、どこからか笑いが込み上げてきた


それは決して、一人では感じることの出来ない笑いだと確信する


「はは!」


「えへへ!」


ほむらも察するかの様に笑う……


少しだけ二人で仲良く笑いあった後、ふと目に入った時計が二人の就寝時間を告げているだった……


ーーーーーーーーーーーーーー


あれから数分後……


じゃあ〜おやすみと言ってほむらの部屋を出て自分の部屋で寝ようと布団に包まったのは良いのだが……妙に寝付けない


『はぁ〜今日は疲れたけど、新しい思い出が次々と頭に浮き出してくるよ〜』と……眠れない理由を口に出していたら、何処からか返事が返って来る


「ねぇ……思い出に浸ってるのは良いけど、早く寝なよって言った本人がまだ寝てないの?」


聞き覚えがある……いや! ついさっきまで話をしていた声が、いつも妹が綺麗にしてくれている部屋に響く


『これはほむらの声だよな? 』と自分に問いかけるが勿論返事は返って来ない……


そんな事をベットに寝そべりながら考えているうちに、何やら柔らかい物が触れた


だが眠すぎて『質量ある幻? 』と意味不明な事を口から出ると、その幻の本体が囁いてきた


「お兄ちゃん……あんまり無理しないで? 今日は疲れたでしょ? もし眠れないのなら、私が一緒に寝てあげるから……」


優しく掛けられた魔法の様な言葉に逆らう事が出来ず、意識が飛ぶ様にして辺りが真っ暗になるのだった……

ここまで読んでくださりお疲れ様です!

ありがとうございます


今回は、プレゼントを渡した話の続きになっていましたね!


そこで妹が一緒に寝てくれるというのに、眠気に勝てず落ちてしまう凪


ほむらは部屋に戻ってしまうのか……

はたまた……


それでは、また次回で会いましょう!

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