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嬉しさの中に

こんにちは! 前日は投稿できなくて申し訳ありません……


そしていきなりですが、どうぞ

第18話


嬉しさの中に

「ふぅ〜やっぱし緊張するなぁ〜」


僕の部屋を出て、少し歩いた先にほむらの部屋があるのだが今、手にはラッピングされた袋を持っている

これは、これから日頃の感謝で妹に渡すぬいぐるみなのだけど、質量的には軽いのに感覚では凄く重く感じる……


「着いた。やばい心臓が……」


心臓は緊張で高鳴っているけど多分、ほむらと顔を合わせたらこれどころじゃすまなさそうだな……と覚悟を決めて『ほむら〜いる?』と呼びかける


「いるよ〜……ってお兄ちゃん!?」


いつも、朝と昼に見かける時はいつもポニーテールなのだが、今は大人しめな小さい黒いヘアピンを耳の少し上に付けて、髪を下ろしている


夜、ほむらはご飯を食べ終わり風呂に入ると自分の部屋にこもる習性と言っては悪い気がするのだけど…… 偶に、僕の部屋に遊びに来るので正直可愛い……いや、可愛すぎるのだ


だから笑ってる時の妹の顔は、本当に癒されるので何が何でも笑わしたいと思う……


「うん! そうだよ。お兄ちゃんだよ」


妹がドアから少しだけ顔を出して驚いているので、笑顔でそう言うと


「もう! 珍しいから驚いちゃったよ! あ、何か用事があるんだよね……どうしたの?」


そう尋ねながらもほむらは『立ったまま話すのも疲れると思うから。良いよ入って! 今日は楽しかったよ。ありがとうお兄ちゃん』と言いながらドアを開けた……


「お、お邪魔します……」


「何それ! そんなかしこまらないでよ」


緊張して流れた様に出た言葉に、まさかツッコミを食らうことになるとは……


だが、二人して「「はは!」」と笑い合えたので良しとすることにしよう……そう思っていた時だった……


「うお!? え? 久し振りに入ったけど何これ……凄く綺麗なんだけど」


部屋の中の一面は、可愛く飾られていた


タンスやベットの上にはぬいぐるみが置いてあり、更にショーケースの中にはグッズやらが沢山置いてあるのだ


でも、前よりしっかり片付けられていて流石女の子……と自負を背負う結果となってしまった


何故なら、自分は男子だが全く片付けが出来ないからだ


それにしても、かえでの部屋と同じで、程よく甘い良い香りが鼻孔をくすぐる……


「でしょ〜? 片付けるのは自信あるんだ! だからさ、これからもお兄ちゃんの部屋を掃除してもいいかな?」


その上目遣いはズルいよ……

でも、断る理由も無いのでお願いする


「ありがと。断る理由も無いよ! これからもよろしくね」


そう笑顔で了承すると『えへへ! 任せて。お兄ちゃん!』と満面の笑みで返してくれるのだが……ほむらは、僕の後ろに隠してあった物に気付いた


「お兄ちゃん……何か隠し事あるでしょ? その後ろに隠してる物は何?」


と睨んでくる……


まあ〜仕方ないよな……だって初めて妹の部屋に入って手を後ろに回してたら、そりゃ誰だって気になるよな


「ええ〜とこれは……」


「ん〜? 何?早く言ってよ……」


そう言いながらも、ほむらは心配になったのだろう……

だから正直に話す事に決めたのだ


これは……


「これはね……いつもほむらにお世話になってるから、僕に出来ることをしようと思ったんだ。そしてこの袋は、ほむらへのプレゼントだよ」


緊張した


心臓の早い鼓動が収まらない


それと、心配になってほむらの表情を伺う……そしたら何と、ほむらは嬉しそうに顔を伏せて泣いているのだ……


この言葉を紡ぎながら……


「ありがとう……ありがと! 嬉しいよ。お兄ちゃん……本当にありがと」


そして『開けてみても良いの?』と小さな声で振り絞りながらも何とか声を出そうとしてる様に見える


「うん! 良いよ。開けてみて」


また上目遣いで見られたので、つい可愛くて微笑んでしまう


多分、自分の顔はひどい事になってるだろうな……と考えていたら僕の胸にぶつかってきた感触があったので気になり見てみると……


そこには、ほむらが胸の中で『うれしい……』と今にも消えてしまいそうな儚い声で囁いてきたのだった……

ここまで読んでくださりありがとうございます!

お疲れ様です


さて、この話では、凪がほむらにプレゼントを渡しましたがこの先はどうなるのでしょうか……


書いていても楽しみです!

皆様にもこの気持ちが伝わります様に……


では、また次の話で会いましょう

よろしくお願いします!

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