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決して一人では無い気持ち

こんにちは! クロです


皆様が楽しいと思える様な小説を目指して頑張りす!


それではどうぞ!

第17話、決して一人では無い気持ち

「ただいま! ごめん……少し待たせちゃったかな」


結構、長い時間プレゼント選びを迷ってしまったから……怒ってるだろうな


そう思いながらほむらの顔を見ると……


あ、やっぱり怒ってた……何やら頬が膨れているのだけども、これは怒ってるという事で良いんだよね?


自問自答しても答えは返って来なかった

但し『はぁ〜』という溜息を漏らしながらこう言ってくる


「少しどころでは無いでしょ! 凄く待ってたんだからね! うぅ〜怖かったよ……お兄ちゃん」


ふと頭に浮かびだす……


かえでの事を……

あの時、虐められてた表情を……


状況が違うし程度も違うかもしれないが、ほむらの困った顔をさせた奴を許せないだろうと思った


とにかく、自分の大切な人達が悲しい表情になるのは見てられない……だって大切な人ならとにかく笑顔で笑っててほしいと思うのは、ごく自然な事だろう……


なのに妹を、辺りが薄暗い時間まで一人で待たせたのだ


そう考えると、自分に腹が立ってしまう……


だけど、今しなければいけない事は自分を叱る事では無いと直感で感じた

だから行動に移す事にする……


「ごめんな……こんな薄暗くなる時間まで待たせて、怖かった……よな? でも、もう大丈夫! お兄ちゃんは此処に居るよ。だから、何があっても絶対に守るから」


そして、妹の事が心配になって表情を見てみると……やはり声は上げて無いものの、目からぽろぽろと小さな雫が落ちる……それが怒って溢れていない事は、次の行動で明らかになる


「さっきからずるいよ! お兄ちゃんは……でも、嬉しい!」


そう言いながら、ほむらは僕の身体に抱き付いてきて胸に顔を埋めながら震えていたのだ……僕は、その涙に吊られながら、小さな身体を抱きしめた事は言うまでも無いだろう……


そして暫く抱きしめ合い、二人とも涙が収まったところで「お兄ちゃん……今日はありがとう! また連れて来てね。約束だよ」と笑顔で言われたので、此方も言い返す……


「あぁ! 二人で外出したのは初めてで、心配だったけども喜んでくれて良かった! また来ような」


その言葉を発した後に見た表情は……とても可愛くて尚且つ、小悪魔的な笑みを浮かべていたのだった……


ーーーーーーーーーーーーーー


霧島家……凪の部屋


「さてと……ほむらに渡すものがあったんだよなぁ〜」


凪以外、誰も居ない部屋に掻き消される声がある……

その声は間違いなく凪が発したもので、何かを思い出すように押入れを開けていた


そこには無数にラッピングされたものがあり、それは全て妹へのプレゼントだと言う……


だが、一つだけ他のプレゼントとは違うものがあったのだ

決して一つや一人ではない、凪の無数の願いや感謝……そして製作に関わった人達の期待や、凪に売った店員の応援も含まれている


それを手に取り、決意を新たにして部屋を出て行く者がいた……


「よし! 今回は絶対に渡してみせる! 感謝の心を!!」

此処まで読んでくださりお疲れ様です!

ありがとうございます!


作者が思うのは全く凪は凄いですね……としか言葉が出ません「笑


作者もこんな事を喋れるようになったらなぁ〜と考えるのですが、凪を見習わないといけないですね!


さて最後に今回も妹回(過去編)ですが、残りも後少しになってしまいました……が! 皆様が満足できる様に……自分が納得いく様に書いていきますのでこれからも応援よろしくお願いします!


では、また次回でお会いしましょう


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