妹とのお出かけ……(苦手な場所は)
こんばんわ! クロです
遅くなってしまって申し訳ないです
早速ですがどうぞ
妹とのお出かけ(苦手な場所は)
「なぁーほむら……」
「何? お兄ちゃん」
「何だろう。この人集り……」
「うん……凄いね。流石休日」
僕達は、電車から降りて遊園地に向かったのだが、その道は大勢の人達で賑わっている
「これじゃ遊園地に着いた時に、どれだけの人が集ってるんだろうね……」
そう思うのも仕方が無いだろう……
何故なら、道という道が人で溢れ、歩けるスペースすら空いていないのだから
「ねぇーお兄ちゃん? そういうネガティヴ発言は止めよっか? 思い詰めれば思い詰めるほど苦しくなるよ」
妹にここまで説教されるとは、素直にほむらの成長が嬉しくなった
だが、さっきから人当たりが凄い……
数秒に一回はぶつかって来ているので、離れ無いように一つだけ提案をしようと思う
「なぁ〜ほむら」
「さっきから何? お兄ちゃん」
うわぁ〜なんだかほむらの目が冷たいよ……
「離れないように手……繋がないか?」
これは、今のほむらには逆効果だったかな
そうこう考えている内に、ほむらの顔が少しだけ解れた気がした
「うん! 良いよ。離さないようにしっかり握っててね!」
驚いた……
ほむらの冷め切ってた目から突然、笑顔が浮かんできて良かったと思う
まあ〜、何お兄ちゃん……気持ち悪いって言われたら暫く部屋に閉じこもっていただろうと直感した
「なぁ〜に? お兄ちゃん。気持ち悪いって言って欲しかったー?」
え……冷めた目の次はジト目なの!?
「いやいや! そんなこと無いから! ちゃんと離さない様に握ってるから」
「そう! それで良いの! 」
そう言い合いながら晴天の下、手を握り合った……
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「ねー! お兄ちゃん」
「なぁー! ほむら」
「「なにこれ!?」」
僕達は、目が飛び出てしまう程の驚きを隠せない
何故なら、今日は遊園地のチケット代が安くなっていて、親子やカップルで見渡す限り埋め尽くされている……
「とりあえず、空いてるとこ行こっか」
「そうだねー。そうしよ」
見渡しても空いてるとこが無いので、歩き回って探してる内に、人があまり並んでない所があったので取り敢えず促してみる
「あったよ! 人空いてる所」
「え? 本当にー? どこどこ〜」
そう言いながら、僕の目線の先をほむらは覗き込んで来た
「げ……」
ほむらのちょっと引いてる顔を見れた所だけでも笑えて来る
実は妹に促した場所は、ほむらの苦手なお化け屋敷なのだった……
ここまで読んでくださりありがとうございます!
やっと遊園地に到着しましたね
次は、ほむらの苦手なお化け屋敷を描いて見ようかと思います!
次回もよろしくお願いします!
それでは!!