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短編集

17に書いた手記

  三歩下がってみては、自分をみなければ責任が何かなのか判らない。

 私を責める口実があるとするならば、全てを私に吐き出してしまっておくれ。


  記憶のなかに居座り続けるよりも、繋ぎ止めている毎日の方が幾分、楽だ。

 頭の中で上手く思い出してみても、摘出出来るとは限らない。


  太陽の周りを回転してる朝は、小さく鳥のさえずりが木霊する。

 そして、ぞろぞろと新しい気持ちになって全てを忘れるのだ。


  そんなこと、腰痛が全てを中断させて無駄ばかり記憶の彼方へと消し去られている。

 何もしていない何故、叱らないのか、何故誰も「違う」のだと言わないのだろう。

 彼等を見て、酷く落胆している君の理由がわかった。

 こうしてまたもやぐるぐるまわっていき、巻き続けて日はまた昇る・・・。

 明日、また地蔵盆の上で一人散歩への道へと誘われるのであろうか・・・。


  鳥は鳴き声をだしては、伝達手段を行っている。

 コミュニケーションの上手く取れない鳥は、鳥では無いと攻撃をされ、その鳥の影はやがて、小さな黒点として永遠に残り浮遊する風船へと伝達されてゆくのである。


  それでも確かにみえるのは、今の私達にはみえないのである。

 秋の木の葉に紺、黄土、茶緑の落ち葉達が沢山落ちる山部の公園。

 思い出の悲しみにある小さな風景が、頭の奥底にしまわれている。

 霧の被ったかのような、雲の上の公園。


  私が小さい頃に遊んだ思い出がある公園。

 時を進まされたかのようなあの時からの時間の経過はとても短く感じよう。

 時を戻したくなる程に考えたくなる頃合いだ。


  正しいのは解らないが、今は少しばかり反省している。

 反省して反省をして、自分の行動に自信を持って根拠なき行動を正そうとしようとし過ぎていたこともあったのだろう。


  そして、その風船は「素直な気持ちを持って、新しい発見をすることが大切だよ。私は今の世界にもう未練はない。」と言い、その場は過ぎ去りだんだんと小さくなっていった。

 


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