表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/5

0話 始まる前の物語

『バシルーラ』君はこの呪文を知ってるか?ドOクエシリーズに出てくる呪文の1つ


敵をどこか遠くへ吹き飛ばす魔法だ


なんで俺がそんな話をいきなりするかって?


それはね・・・俺がこの呪文を体験したからだ、それが起きたのは・・・そう、人生で1度しかない俺の高校卒業式の日であった




あおーげばーとおーとしーわがーしのーおんー


卒業証書授与式を終え最後の合唱へと移る、これが終われば無事高校を卒業したこととなる


いまーこそーわかーれめーいざーさらばー・・・・・


無事に式が終わる、晴れて俺も高校を卒業できたわけだ。

そしてついに始まる俺の大学生活!高校では特に仲のいい友達、つまり親友と言うものはできずほどほどの付き合いを3年間永遠としていた。

その為なのかわからないが楽しい!といった思い出があまり思い浮かばなかった。

まぁそれも今日でおしまい。

今となってはどうでもいいことである。


「さて、テキトーに探索してみますか。」


式を終えた俺は今、東京の都心部、OOに来ていた。

理由は大学生活の下見をするためだ。

某有名私立高校、俺は高校の生活から逸脱する為に必死こいて勉強した。

受験したのは3校、どれも有名大学だ。

そのうちの1つに努力のかいあってか合格することができたのだ!


「やっぱOOとなると人が多いなぁ・・・それに広いし、道もややこしい。」


ゲームセンターやカラオケそういった若者向けのアミューズメントパークが多々あり、コンビニも何軒もある。デパートだってあるし家電量販店までもある。

俺が生活するのに困る要素が見当たらなかった。





あれから15分程歩いたであろうか?

俺は人気も全くといっていいほど無く見栄えもあまりよくない裏路地のような場所へ来てしまっていた。


「OOにもこんなところがあるんだな・・・」


それはさっきまで見てきた光景と著しくかけ離れたものであった。

暗い雰囲気、ビル風が吹き少し寒いと感じさせられる。唯一の救いが太陽の日が差していることである。

もしこの明かりが無かったら、ここは完全に真っ暗となっていたであろう。


こんなところにはなるべく来ないようにしよう


そう心に誓いさっきいた大通りへと戻ろうとしたときであった。

見知らぬ老人が近づいてきた。

さっきまで絶え間なく吹いていたビル風が一瞬にして止む。

肝が据わっていないチキンな俺は自然と早足となっていた。

早くこの異様な空間から逃げたい、ただそれだけだった。

老人との距離が徐々に縮まっていく・・・





そこでだ。

俺はそこで『バシルーラ』を経験したのだ。





老人はすれ違いざまに唱えたのだ。

俺は確かにその呪文を聞いた。

かすれた小さな声で・・・


「バシルーラ」


そう言ったのを・・・・・

書きたくて書きました(´∀`)

楽しく書いていきたいと思っておりますので、不定期更新ということにさせていただきます

評価・感想、待っております

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ