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8回目 その2

 ……ヤバい。

 完全に俺の理性ゲージが赤点滅してる。


 正室ルールって、要は「三人が俺にご奉仕する」ってだけの話のはずなのに……この三人、なんで当然のように“恋人フルスロットルスキンシップ”を繰り出してくるんだよ!?


「れー君っ、次は私の番だからねっ! 王様命令で〜、れー君は“杏奈のお腹枕”に顔を埋めることっ!」

 杏奈が満面の笑顔で宣言し、スカートをバッと押さえつつゴロンと横になった。……いやいやいや、膝枕とかじゃなく腹枕!? お腹に顔を埋めるって、どういう状況だよ!


「あれだね~、この間の猫吸いの再現だねー。……でも、れーじくんの顔がすぐ目の前にあったら……あ、杏奈ちゃん、恥ずかしくなったりしない?」


 ふわりがのんびり口調で首を傾げる。そういえばこの間鈴音にやったなそれ。


「だってさ〜! 私もやってみたいんだもん! それに、れー君の顔を近くで見られるの、超ラッキーでしょ!」

「……杏奈ちゃんらしい、発想ですね」


 鈴音はポニテを揺らしながら小さくため息。けど、目はキラキラしていて全然止める気ゼロだ。

 俺は観念してゴロン。杏奈のお腹へ。


 ――柔らか……! っていうか、下着のレースの感触まで分かっちゃう距離感なんですが!?


「ふふーん♪ れー君、どう? お腹枕、気持ちいいでしょ?」

「……あ、ああ。柔らかい……」

「でしょでしょ! 腹筋鍛えてるから硬さもあるし、ふわふわしてるし、最高だよ!」


 杏奈、誇らしげ。おい、これ腹筋自慢の方向性間違ってるぞ。

「……れーじくん……わたしも、やってみたいなぁ。……今度は“ふわりの胸枕”とかどうかなぁ……」


 ふわりがもじもじ。待て待て待て、胸枕って。もうそれ、完全にお母さんごっこの延長じゃん! 視界いっぱいにIカップどころじゃない、規格外バストが迫る未来が見えるんだけど!


「杏奈ちゃん、ふわりちゃん。……正室と側室の順番を守らないと、王様ゲームが成り立ちません」

「お、リンちゃん真面目〜」

「……いえ、真面目に見えて、鈴音も案を出すつもりです。……『レージ君は、鈴音の太ももクッションに顔を埋める』。これでどうですか?」


 ちょっと顔を赤くしながら、鈴音がすらっと脚を差し出した。白い太もも、スカートの奥が危険すぎる。

 やめろお前ら、同時多発攻撃は俺の心臓に悪い!

 でも止められない……意志の弱い自分が憎いぜ。




「じゃ、順番にやろー! まずは私からっ!」

 杏奈が強引に進行。俺はお腹に顔を埋めたまま。

「次っ! ふわりちゃん!」

「……れーじくん……ぎゅー、していい……?」


 ふわりの巨大な胸が、俺の頭の上からむぎゅぅっと覆い被さってきた。息が、息ができない! たまりません!


「では……最後は、鈴音の番ですね」


 鈴音が俺の口元を覆うように太ももを差し出す。

 ――――ぎゅぅ。

 俺は完全に挟まれた。上はふわりの胸、横は杏奈のお腹、下は鈴音の太もも。

 これ、どんな立体パズルだよ!? 俺の顔が消えるぞ!


「れー君、どう? お腹、気持ちいいでしょ〜?」

「……れーじくん、苦しくない? でも……もっとくっつきたいなぁ……」

「レージ君……動けませんね。……ふふ、悪くない表情です」

 息ができない! でも甘い匂いと柔らかさが……!


 それから3人はくじ引きすら忘れて俺を取り合うプチ修羅場を展開し始めた。



「ちょっと待ったぁ! やっぱり、正室は私だってば!」

 杏奈がぐいっと俺を抱き寄せ、胸を押し当てる。

「……えぇ〜。……わたしも、正室になりたいよぉ……」


 ふわりはわざと潤んだ目。巨体がふにゃっと俺に覆いかぶさる。


「それなら……私は『影の正室』でいいです。……その分、自由にレージ君に触れますから」


 鈴音は静かに宣言し、俺の耳たぶを指でツンツン。耳はダメです……スタンドアップしちゃう……もちろんどこがとは言わない。


「ちょっとリンちゃんズルい!」

「……杏奈ちゃんだって大胆すぎるよ〜」

「二人とも……大騒ぎしすぎです」


 わーわーと揉めながらも、三人とも俺にぴったり密着したまま。

 これ、結局俺が一番の被害者じゃねぇか……いや、加害者か……?


「じゃあ命令っ! 『れー君は、杏奈のほっぺにキスすること!』」

「……わたしも命令。……『れーじくんは、ふわりの髪をなでなでしてくれる』」

「では……『レージ君は、鈴音の手を握り続ける』」


 おい! 三人同時に命令出すな!


 けど……杏奈の頬、近い。思わず……ちゅ。


「ひゃっ……! れー君、今の……ずるい! ちゃんと聞こえちゃったよ!」


 杏奈が真っ赤になってバタバタ。

 ふわりの髪を撫でると……


「……れーじくんに、なでなでされるの……すごく、好き……」


 とろん、とした目で見られて心臓止まるかと思った。

 鈴音の手を握ると……


「……あったかいですね。……離したくありません……うへ、うへへへへ」


 その小さな指がきゅっと絡む。破壊力高いのに笑い方で台無しである。



 気づけば三人とも、俺を取り囲んで膝枕・胸枕・太もも枕のローテーション。

 そのたびにスカートの奥がチラチラ見えて、下着の色やレース模様が否応なく目に飛び込む。


「れー君っ、見ちゃったでしょ! ……もう、しょうがないな〜。サービスだよ!」


 杏奈がわざとスカートをひらり。よく見るとリボン付き。やめろ! 心臓が爆発する!



「……れーじくん、わたしのも……ちょっとだけ、見えちゃった……? ……えへへ……」



 ふわりは隠す素振りもなく、むしろ「気づいて欲しい」みたいに太ももを寄せてくる。ピンクレース、でかすぎて布地が苦しそうだ!



「……レージ君。……鈴音のは、秘密にしておいてください。思い出したら殺します」



「理不尽ッ⁉」



 鈴音は恥ずかしそうにスカートを押さえる。けど座り方が悪くて、黄色のストライプがちらちら……!

 やばいやばいやばい。

 完全にギリギリの攻防戦じゃねぇか!



 杏奈のスカートひらり、ふわりの豪快チラリ、鈴音の無自覚チラ……三方向から一斉攻撃を受けて、俺のライフは残りゼロ寸前だ。


「れー君! ほら、ちゃんと杏奈の方も見てよ!」

「……れーじくん、わたしのことも忘れないでね……」

「……れ、レージ君……鈴音のも……ちゃんと見て……!」


 三人が同時に迫ってきて、視界がカラフルな布地で埋め尽くされる。

 その中で、特に鈴音の様子が……おかしい。

 顔は真っ赤なのに、目だけは妙にギラギラしてて、口元が……笑ってる!?



「れー君、見て見て♪」

 杏奈がスカートをぱたんとひらめかせて、鮮やかな水色レースの下着をちらり。

「新体操のときから柔らかい体が自慢なんだ~、ほら、こんなに脚だって開くんだからっ」

 ベッドの上で器用に開脚して見せる杏奈。

 その水色の布がちらちらと揺れて……俺の視界はアウト寸前だ。


「……れーじくん。こっちも……どうかな……」


 ふわりはのんびりとした笑みを浮かべ、ゆっくりしゃがんで胸元を押し付けてきた。


 赤に近い濃いピンクのブラが制服のボタンの隙間から見え隠れする。


「わたし……おっきいから……れーじくんの顔、すっぽり埋まっちゃうね……ほーら、おいでおいで~」


 その言葉通り、俺の顔はふわりの胸に包まれて、熱と柔らかさで溺れそうだ。


「……れ、レージ君……鈴音だって……」


 最後に鈴音が、顔を真っ赤にしながら、そろそろとスカートの裾をつまむ。

 ちらりと覗いたのは、ひまわりみたいな黄色のショーツ。


「み、見えちゃったかな……? ……うへへへ……レージ君、黄色って……似合うと思う……?」

「り、鈴音!? なんでそんなこと自分から――」


「だ、だって……! 杏奈ちゃんもふわわんも、いっぱい見せてるし……鈴音だけ何もできなかったら……悔しい……! ……うへへへ……」


 俺の視界は青・赤・黄でいっぱい。

 頭が混乱しそうなくらい、色とりどりに誘惑されてる。

 信号機かよ! いや、信号機ってこんなに密着してこないだろ!


「ほらほられー君、杏奈の命令はまだ終わってないんだからね!」

 杏奈が俺の手を取って、自分の腰にぴとっと押し付けてきた。

 Iカップの上からでは飽き足らず、今度は自慢の柔らかい腰のラインまで。

「触った? ちゃんと触ったよね? 感想は~?」

「か、感想って……」

「“最高です”って言うの! ほら!」

 無茶振りだ。けど笑顔がまぶしすぎて逆らえない。


 ええ、もちろん最高デス。


「……れーじくん、わたしのも……触って……?」

 ふわりはそう言って、俺の両手を取って、豪快に自分の胸へ。

 もこっ、ずしっ……。重たい感触に、思わず腕に力が入る。


「ど、どうかな……? おっきすぎて……重たくて……迷惑じゃない……?」

「め、迷惑っていうか……重っ……でも……すごい……」

「えへへ……れーじくんにそう言われると……嬉しいなぁ……」


 ふわりはとろんとした笑顔でさらに押し付けてきた。

 なんだかいつもと違ってふわりに恥じらうような空気感を感じる。


 いつもならそんな事ないのに……何かを意識しているんだろうか。


「……レージ君……」

 そして最後に鈴音。

 彼女は膝立ちの姿勢で、俺の目の前に立ち、スカートを両手でぎゅっと握りしめる。

「鈴音も……触ってほしい……。でも……レージ君から来てほしい……」

 ムッツリスケベなのに、肝心なところで受け身になる鈴音。

 顔は真っ赤で、目は泳いで、それでもスカートの裾は離さない。

「お、おい鈴音……」

「……だ、だって……! 鈴音から“触って”って言うの……すごく恥ずかしい……。……でも……レージ君に……いっぱい見られて……嬉しい……うへへへ……」


 その笑い声と同時に、黄色が俺の視界に焼き付く。

 ああもう、限界超えた……。


 言っておくがパンツを変えねばならぬ事態とかそういう事ではない。


 理性の話だ。


 でもちょっとだけ溢れそう……あとで確認しなければ。

本日はここまで。明日からも投稿していきます。お楽しみください。

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