7回目 その2
「れーじくん、杏奈ちゃんのおへそはどうだった~?」
「うむ、大変素晴らしい縦スジでした」
「れー君ちょっと言い方がエッチだよー」
しょーがあんめー。実際だいぶエッチだったんだから。
「それじゃあ次のゲームいくよー」
ふわりの呼びかけで我に返り、改めてゲームを再開する。
「「「「王様だーれだっ」」」」
「次は鈴音ですよーっ!」
次に王様を引き当てたのは鈴音だった。実に楽しそうである。
悪戯を思いついた子供のように割り箸を高く掲げる姿が微笑ましい。
「ではでは、王様の命令です。1番が王様のー、椅子になるっ!」
「はいはーい、じゃあふわりちゃんが椅子になりまーす」
ふわりが四つん這いになって鈴音に近づいていく。
「よいしょ、よいしょ♪」
「おお……」
なにが凄いって……ふわりが四つん這いになると重力に従ったダブル富士山がたゆんたゆんと揺れ動くからだ。
あの豊かな曲線が、布地の下で自由に動いて視線を釘付けにする。
興奮が体中を駆け巡る。彼女の動き一つ一つが、そんな甘い誘惑を生み出していた。
(おお、これはたまらん。外から眺めるのも悪くない)
「リンちゃんは軽いねー。全然重さ感じないよー」
鈴音を乗せたふわりが楽しそうにやり取りをしているのを微笑ましく眺めていると、杏奈が指を口元に当てながら俺を手招きする。
「(こっちこっち)」
悪戯をしかける子供のような表情で手招きする杏奈のところへ息を潜めながら静かに移動する。
すると、ふわりのミニスカートが短く捲れ上がりそうになっていた。四つん這いの姿勢で膝を広げて鈴音とお喋りに興じている。
「このままお馬さんごっことかしてみませんか?」
「え~、流石にちょっとキツいよー」
なんて言いながらふわりの背中に跨がるように座り始める鈴音。
2人とも完全に後ろを向いたためこちらに意識を向けていない。
ふわりが背中を反らすたび、スカートの裾が危うく浮き上がり、中が見えそうで、見えないギリギリのラインを保っている。
(おお……)
(ニシシ……こうやって)
杏奈が頭を下げてのぞき込むような姿勢になる。俺もそれに従って息を呑んだ。
ふわりはそんな俺達の行動に気付いているのかいないのか。
あるいはわざとか?
「あ~、ちょっとー。スカートのなか覗くのだめぇ♡」
ようやくふわりが気がついたらしい。
しかしその声はどこか楽しげで、わざとお尻をフリフリと左右に動かしてみせる。
「みえ……みえ……」
「こらこられーじ君っ、露骨なエッチッチはダメですよー」
「むぅ、残念だ」
「後のお楽しみだよー。リンちゃんが」
「ちょっとっ、勝手に決定事項みたいに言わないでくださいよっ」
文句を言う鈴音だけど、どこか楽しげだ。
「気を取り直して次に行こうよー」
ふわりのチラリズムタイムは終了となり、次なるゲームに移行する。
「「「「王様だーれだっ」」」」
「やったーっ、また私だよーっ」
「引きが強いなぁ杏奈は。今回は絶好調じゃないか」
「ふっふっふ~。それでは次なる命令は~、2番が、3番の耳元で、好きな食べ物を囁く」
「はーい、2番だよー」
「俺、3番だ」
「じゃあれーじくん、こっちおいでー」
「お、おう」
するとふわりは何故だか俺の体を思い切り抱き寄せてバックハグで拘束する。
「うふぉっ……やわらかポムポム……」
背中に感じる柔らかダイナマイト。これは何度味わってもたまりません。
まるで赤ちゃんを抱えるような格好をさせられて恥ずかしい。でも柔らかくて抜け出せない。
「じゃあ……囁くよー♡」
「ほふっ」
温かい息が耳にかかる……。ゾクゾクとして変な気分になりそうだった。
「ふわりの~、大好きな食べ物は~、(い・ち・ご・ぱ~ふぇ♡)」
「おっふっ……」
「今度奢ってね~♪」
「唐突なたかりっ⁉」
1人に奢ると必然的に3人一緒になるので事実上の3倍である。
ついさっき格好つけて3人分の服を買ったばかりなので俺の金欠が確定した。
女の服ってなんであんなに高いんだろうな……。
「次のターンいくよー。ほらほらふわりちゃんそろそろ離れなって」
「えー、れーじくんの事もうちょっとハグハグしてたいのにー」
「じゃあそのまま続ける?」
「私はイッコウニカマワン」
「じゃあ続きいくよー」
俺はふわりに抱きかかえられたままゲーム続行となり、俺は背中にふわりのふわふわをふわんふわんと感じたまま幸せに包まれる事となった。
時々ふわりが擦り付けるように体をよじるもんだから、どうやらノーブラらしいことが分かってしまう。
杏奈は不可抗力で付けられなかったが、ふわりは絶対わざとである事が分かって興奮は強くなっていく一方だった。
盛り上がりを見せる王様ゲームはまだまだ終わりそうもなかった。
4人が4人とも奇妙な熱量に支配され、普通の王様ゲームをやろうと言ったにもかかわらず、全員が絶妙にセンシティブな命令を選んでいる。
「次はふわりちゃんが王様だよー」
「むぅ……なかなか王様が来ないな」
「今までがローテーション良すぎたんだよ。普通はこんくらい偏るもんだろうからね」
「そういうもんか」
「そうだよー。それじゃあ命令いくよー……。えっとねぇ……」
ふわりは優しげな瞳を向けて全員を見渡しながら命令を口にする。
「1番がぁ~」
1番、俺だ。その瞬間、ふわりの目付きがピクッと動いて何かを確信したような光をたたえた気がした。
「王様にぎゅ~~ってハグをする~」
「お、おうっ……俺だな」
「お~、えへへ~。じゃあ王様にハグをするのだ~♡」
「ふわりちゃん絶対れー君だって確信した瞬間に命令内容変えたよね」
「え~、ソンナコトナイヨー」
棒読みだった。したたかなところがあるふわりはそれくらいの事はやってのけるだろう。
「ほらほら~、王様にハグ~」
「よ、よし、いくぞ」
膝立ちになっていたふわりは立ち上がり、190㎝の身長を遺憾なく俺に見せ付けてくる。
「こ、このままハグするのか?」
「そうだよー♪ ほらほらぁ、早く~♡」
よ、よーし……。男は度胸。やってやろうじゃあーりませんか。
ふわりの前に立ち、そっと腕を回す。
30㎝の身長差は頭一つ分より更に下に抱きつくしかない。
「おお~、すっげぇ、おっぱいダイヴだ」
「くお……ふっ……」
「ほーられーじくん、ふわりがママだよ~。おっぱいに顔を埋めてバブバブしていいんだよー」
「ほふっ……ふほほ……そ、それは男の尊厳が……」
抵抗する間もなく、ふわりは俺の顔を自分のおっぱいの中に沈み込ませる。
「よーしよーし、いーこ、いーこ♡」
ふわりはまるで母親のように頭を撫で、石鹸と香水の甘い匂いが肺の中いっぱいになる。
「ふほ……ばぶぅ」
「ぶほっ、ホントにバブってますよww」
吹き出した鈴音の馬鹿笑いが聞こえてくるが、俺はそれどころではない。
「ばぶぅ……ママのおっぱい欲しいでバブゥ」
「ふふふ~、そっかぁ、れーじくんはふわりちゃんのおっぱいが飲みたいんだねー。でもまだ出ないよー。それじゃあ出るようにしてもら――」
「ストーーープ! ふわわんそれ以上はダメですよーっ!」
「え~、ざんねーん♪」
「ばぶぅ……」
「れーじくん時間だよー。次のゲームいこうよー」
やだいやだいっ! 俺はこのままここに骨を埋めるんだ。なんて考えが脳の半分以上を支配していた。
「ハッ⁉ お、俺は一体何を……」
そう思った瞬間に我に返り、慌ててふわりのマシュマロクッションの中から脱出した。
「えへへ、残念、もうちょっと甘えててほしかったなぁ♡」
「色々とまずい方向にシフトしそうだったからな」
「よーし、それじゃあ次のターンいくよー」
「「「「王様だーれだっ」」」」
「っしゃぁあっ! ついにきたぁああ」
「おお、れーじ君が輝いてます」
「れー君嬉しそう」
「今度はどんなエッチな内容にするんだろうねー」
別にエッチな命令をするつもりはない。
極めて健全であり、かつ、全員が嬉しい命令を下すのみだ。
ゲームもそろそろ終盤である。そして、俺は彼女達全員を喜ばせないといけない気がするのだ。
本日はここまで。明日からも投稿していきます。お楽しみください。
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