6回目 その2
「さて、そんじゃあ次はっと」
俺は杏奈の小道具ボックスからアイテムを取り出す。
それはボードゲームで使うサイコロだ。こいつを使って側室にもゲームに参加してもらおう。
「じゃあまず正室はそこで着替えてもらうんだけどさ、ここにあるサイコロでもう一つ遊びを入れてみよう」
「あそびー?」
「ああ、側室の2人がシーツの端っこを持ってもらって、サイコロの出た目に応じて……」
「なるほどー、シーツをまくり上げるんだねぇ」
「おお~、エッチですねぇ」
「それじゃあいくぞー。まずは3だ。出た目の1に付き3㎝上昇してくれ」
「じゃあ9㎝だねー。こんくらいかなぁ」
「わわ、足下が見えてきた。早く着替えなきゃ」
シワ一つない杏奈の足首が見えてくる。ちなみに今日の杏奈は素足にサンダルだったので生足である。
「おっと杏奈。サイコロを1回ふるたびに服1枚だ」
「え、じゃあ、シーツが上がりきらないうちに着替えないと」
「最悪すっぽんぽん状態でシーツが上がり切っちゃうな。あ、ちなみに衣装を着用するのは脱ぐもの全部脱いでから来てくれよ」
「えーっ、ギリギリすぎるぅうっ」
「次いくぞー、おおっ、次3だ」
「はーい♪ 9㎝あーっぷっ」
「きゃぁああっ、ちょっとペース速いってっ」
「ちなみに着替えを躊躇すると容赦なく次のサイコロを振ります」
「ひぃいん、れー君が鬼畜モードに入ったぁ」
スカートがストンと落ち、下着のラインが垣間見える。
「脱いだか? じゃあ次いくぞー」
「杏奈ちゃーん、ちゃんと下着も新しいのに替えないとダメだよー」
「えーっ、じゃあ一時的にすっぽんぽんにならないとダメなの?」
「王様の命令は絶対ですからねー」
「2人とも後で自分達も同じ事するって分かってるっ⁉」
杏奈の叫びは虚しく響き、再びサイコロは回る。
「次は~、おおっ、4だっ。12㎝あーっぷっ」
「「はーい」」
「ひぃ~、まだ服着てないよー」
シルエットがシャツを脱いで服のラインが見えなくなる。
今は下着姿なのだろう。これは張り切るしかない。
「次は1だ~。3㎝アップ」
「「はーい」」
「はわわ、もう太ももまで見えそうっ。まだ全部脱げてないよー」
ブラジャーのラインはまだ見える。杏奈は腰に手を当てて何かを引き下げた。
どうやら下を先に脱いでしまう作戦らしい。どっちにしても1度全部脱がないといけないから順番は関係ない。
杏奈の太ももから通り抜けていく青い布地。なんというインモラルな光景だ。
でも凄く色っぽいからふわりと鈴音は盛り上がっている。俺も違う意味で盛り上がっている。
いや、押し上げている。何をとは言わないが……。
杏奈の下着が足から引き抜かれた光景は色々とはかどってしまいそうだ。
脱ぎたての下着がすぐそこに落っこちているのもまたエロい。
「また1だ。中々大きい数字は出ないな」
運が良いのか悪いのか。
「ううー、間に合え間に合え~」
とうとう杏奈がすっぽんぽんになっていると思われる。
漲ってきた。
「れーじくん、次に6を出すと良いものが見れそうだよー」
「よーーーしっ、こいこいこいっ! 6こいっ!」
「見えないからっ! まだ余裕あるからねっ!」
「れーじくん、サイコロもう一個あったよー」
「お、ふわりなーいす」
「ちょっとおおおっ! ふわりちゃん何してるのよーっ!」
ふわりがいつの間にか2個目のサイコロを持ってきた。
もう使わない理由がない。
「よーし、倍々ゲームだ! せーのっ、コロン! おっ、おおおっ、二つとも6きたぁああ」
「いえーい、じゃあ36㎝あっぷ~」
「きゃぁああああっ! 見えちゃうっ、見えちゃうからぁあああっ!」
ふわりが暴走しているといっても良いレベルでテンションが高い。
杏奈の美しいおみ足が徐々に露わになっていく。36㎝も上がってしまうと下半身はほとんど丸見えだ。
「パンツ間に合ったぁ」
「おおう、中々ギリギリな感じがして面白いぞ。次は2だ」
両方のサイコロで1が出た。杏奈は次の6㎝でスカートを履く作戦に出たようだ。
生足のミニスカート状態が見えてくる。だけどシーツの揺らめきで時折おへそがチラチラと見えているので、上半身はすっぽこぽんだ。
「6出ろっ! 6出ろっ! 両方6を、引き寄せるっ! かぁああっ」
「あはははっ、れーじくんがゾーンに入ってるよー」
「ひぃいっ、次に6出されたらおっぱい見えちゃうよーっ!」
「とうっ! ちっ、1と3か。合計4だ。12㎝アップ」
「「はーい」」
「うおおおっ、間に合え~~っ。間に合ったぁあああ」
どうやら着用が間に合ったらしい。しかし、見た感じブラジャーを付けていた様子はないので、ノーブラ状態だ。
これはこれでエッチだ。
「はーい、ゲーム終了でーす。杏奈ちゃんはそのまま次のゲームにいきましょうねー」
「え、まだブラ付けてないんだけど」
「服は着替え終わったからねー」
ふわりは容赦ない。どうやらスカートとシャツを着用した時点で終わりと見なされるようだ。
王様も知らなかったルールである。っていうか、この後同じ事をするふわりは自分もその対象だと理解しているのか?
(ガクガク……)
どうやら鈴音は冷静になって気がついたらしい。
「ふ~、とにかく間に合ってよかったぁ」
出てきた杏奈はチアガールの格好をしていた。
生足ミニスカートにノーブラなのでなんというか、フェティシズムに溢れている。
「えへへ~、れー君の視線が一点に集中してるなー」
生足もいいけどしっかりと存在を主張しているシャツの突起も気になってしまう。
杏奈はこちらを挑発するようにセクシーポーズなんかもとり始めた。
くぅ、これはヤバい。
このままでは杏奈のペースに巻き込まれる。気を取り直して鈴音に意識を向けよう。
「よーし、じゃあ次は鈴音だー」
「はうっ⁉ え、鈴音が先なんですか⁉」
「べつに杏奈、ふわり、鈴音の順番ってルールはないだろ」
王様の気分で決めていいはずである。
というより、ふわりがアイコンタクトを送ってきたので、それに従ったまでだ。
「はーい、そんじゃあリンちゃんのでーばーん♪」
「ひぃん、自分の番が終わったからって元気になったぁ」
杏奈も調子が良い事を言っている。テンションで全部乗り切るつもりだな。




