3回目 その2
「「「王様れーじ君♪♪♪」」」
「おっ、今日一番槍は俺みたいだな」
早速始まった3回目の絶対俺だけ王様ゲーム。広くて大きなふわりの家で行なう事になった今回は、以前とは違ういろいろな趣向が凝らされている。
といっても、まだその内容は知らない。
企画立案の全ては女の子達に一任されているため、ここでの俺はゲストとして楽しむのみである。
「さあさあれーじ君。どんな命令出すんでしょうか。いきなりエッチなのは駄目ですよー」
「俺が一度でもそんなんしたことあったかよ」
断固としてノッケからフルブーストしたことなどないぞっ!
「あ、でもでも、おっぱい触らせろ~とか、パンツみせろ~とか直接的な奴じゃなければ、ノリと勢い次第でいけるかもしれないよ」
「ふーむ、つまり直接的でなく間接的にエロスを含むのはOKなんだな」
「なんだか~、れーじくんの目が輝き始めた気がするね☆」
誤解である。決して邪な行為に許可が出たことに心の中で小躍りしているわけではない。ないぞ?
「では……よし、王様が奥さん3人の頭を順番に撫でる……。手始めにこれでどうだ」
「ほほー、無難な所から攻めてきたねー。でも今までのれー君なら選ばなかった奴だ」
杏奈も俺の変化に敏感に気が付いていると見える。
そう、今までの俺なら3人の体に積極的に触ろうとはしなかったからだ。
「そういうところがれーじ君の良い所なんですけどねー」
「じゃあ1番の人から順番ってことで~、どうかなぁ~」
「あ、ふわりちゃん1番なんでしょっ」
「えへへ~、あったり~。れーじくん、早くぅ、ナデナデぷり~ず」
「お、おう。今日のふわりは大分積極的だな」
嬉しそうにしゃがみ込んで頭を差し出してくるふわり。さながら本当に仔犬のように目を輝かせている。
やっぱり今日のふわりは大分テンションが高いらしい。
「よーしよし。ふわりは良い子だな」
思わずワンコに喋りかける感じにしてしまったが、ふわりは大きなお尻を尻尾のようにフリフリと左右に揺らし、期待の籠もった瞳で俺を見上げた。
「わんわん♪ ご主人様ぁ、ふわりの事ナデナデしてぇ♡」
「あ、ああ……よーしよし。ふわりは良い子だなぁ」
「くふぅん、くんく~んっ」
「お、おお、ふわわんが全力であざといことしてます」
「ちょっと羨ましいかも……」
この間の杏奈みたいにストレスを感じの事ではなさそうだ。ふわりはふわりで今日という日を全力で楽しもうとしているに違いない。
「よ、よーし、私も負けないんだから」
「ほへ? た、対抗するんですか?」
「え、見てるだけでいいの?」
「そ、そんな事……、よ、よーし、鈴音だってやってやろうじゃないですか」
「あ、それならアレも使っちゃお」
ふわりの頭をナデナデくりくりしている姿を見た杏奈と鈴音が何やら張り切っているようだ。
部屋の片隅に置いてある段ボール箱から何やら取り出し始めた。
どうやら今日の小道具はあそこに詰め込んであるらしい。
「じゃじゃーん、ワンワンプレイに最適な犬耳カチューシャ」
フワフワした毛並みのカラフルな犬耳を取り付けながらこちらにやってくる2人。
ふわりにも手渡して三匹のワンコが出来上がった。
「わんわん♪」
「くーん、くんくん」
「わふーん」
「よ、よーしよし、良い子良い子」
「「「きゅんきゅーん♡」」」
段々乗りの良くなってきた鈴音達も交えて王様ゲームはスタートを切った。
「わんわん、ご主人様、頬ずりもして欲しいわん♪」
「ほ、頬ずりか……いいのかそれ」
杏奈もエンジンが掛かってきたらしい。俺が慌てる姿が面白くて仕方ないようだ。
「よ、よーし、男は度胸。やってやろうじゃあーりませんか」
「ふえっ、ほ、ほんとにしてくれる、あひんっ、んんんっ♡ れ、れー君、恥ずかしいよぉ」
「が、ガマンしろ。俺だって恥ずかしいんだぞ」
くっ、杏奈のほっぺた、プニプニして柔らかい。
温かくて、甘くて良い匂いがする……。これはいろいろと昂ぶってしまうな。
エッチな命令は順序よくしていかないとならん……が、ちょっと自制心を押さえるのがキツそうだ。
「あー、杏奈ちゃんズルい~。ご主人様ぁ、ふわりもほっぺプニプニしてぇ」
「お、おう、順番な」
「ふわわぁ~ん♡ ほっぺ気持ち良い。ご主人様ぁ、ハグもして。ぎゅ~って抱きしめてぇ」
今日のふわりは本当にテンションが高いな。
「お、おう……」
むにゅ~と柔らかい体を抱きしめる。胸部の柔らかさは半端ではない。
ノーブラでシャツ一枚の向こう側には完全な素肌がある。さっきは不意打ちだったから余裕がなかったが、こうしてじっくりと抱き合ってみると、その弾力と肌触りを顕著に感じることができる。
「ふわりちゃんズルい~。ご主人様ぁ、私もハグハグしてぇ~」
「よし、次は杏奈とハグだな」
「うん♡ ぎゅ~ってしていいよー」
「お、おう。ほら、ぎゅーっ」
「ぎゅー♡」
「あ、杏奈、ノーブラか?」
「ふへへ、最初から気が付いてたくせに~」
「ぬぐっ。見ないようにしてたのに」
「れー君もっと。もっとぎゅーってして。あ、ちょっとだけならお尻とか触ってみる?」
「い、今は遠慮しておく……」
俺も結構ギリギリだ。歯止めが利かなくなりそう。
「ちょ、ちょっと杏奈ちゃん、長くありませんか?」
「ふみゃぁ……気持ち良い……あ、ごめんごめん。つい気持ち良くって。えへへ、れー君ってお胸ゴツゴツしてて逞しいね♡ ちょっと興奮しちゃった」
「そ、そうか? まあこの間引退したばっかだし、筋肉はまだ残ってるかな」
現役に比べると運動量は減ったが、体を動かすのはそこそこ好きだ。
正直美少女幼馴染み達に恥をかかせたくないので、体だけはめちゃくちゃ鍛えたんだよな。
体が強ければ心にも余裕が出てくる。少々のことでは動じなくなるし、いい事ずくめだった。
「よし、最後は鈴音とハグだな」
「り、りおんは……」
「やめとくか? 無理しなくて良いぞ。イヤな事はちゃんとイヤだって言ってくれな」
「い、いえいえ、嫌な訳じゃなくてですね。えっと、……お、お願いします」
鈴音はワンコのマネをする余裕はないらしい。かといってハグはやめない。
「んっう……れ、れーじ君……鈴音の体は貧相ですから、あんまり期待はしないでくださいね、っていうか先にしとけば惨めな思いをしなくて済んだような」
「妙な事気にするんだな。いいじゃないか。鈴音は鈴音の良さがある」
「その慰めが1番効くんですよ~。ううっ~、おっぱいなんか、おっぱいなんか敵だ~」
顔を見られたくないのかお腹にグリグリと頭を擦り付けてくる鈴音。
「なあ鈴音。もっとギュッてしてくれ」
「はうぅ……れーじ君、熱いです……硬いです……。男らしい……」
王様ゲームのスタートは全員とのハグタイムとなった。
しかし、今までとは違う盛り上がりを見せる3回目の凄まじさは、ここからが本番だった。
本日はここまで。明日からも投稿していきます。お楽しみください。
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