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プロローグ

初投稿

「おい!起きろ!篠崎大翔(はると)!!」

「ん~」

無理やり眠気を払って俺は机から顔を上げると

そこには、ブチ切れ寸前の先生が立っていた


「大翔!! 授業中に寝るとはいい度胸してるな!!」

「す、すみませんでした。」

クラス中に笑いが起こり、授業の終わりのチャイムが鳴った。


「よし!今日ここまでだ。今日習ったことしっかり家で復習しとけよ。それと大翔は放課後に来い!」

「マジかよ…」

そして、委員長のかけ声で授業は終わったのであった。


「ハア~」

俺がため息をついていると、一人の男子生徒がやってきた。

「何やってんだよハル」

「ん?」

話しかけてきたのは親友の鈴木和人(かずと)だ。茶髪で身長が高くバスケ部の部長でそこそこのイケメンだ。和人とは小学校からの付き合いで良く遊んでいた仲だ。そして何故か俺のことをハルと呼ぶ。


「まったく。高三だってのに呑気に寝てられるハルが羨ましいぜ」

「まあ、俺は推薦で大学決まってるからな、夜遅くまでゲームやってても大丈夫なんだよ。」

「ったく。これだから頭良い奴は………」

そう言って和人は呆れた顔で言った。


「でも、その辺にしとけよ。皆、大学入試試験前だからピリピリしてんだよ。ハルみたいなお気楽な奴がいると余計イライラするだろ」

「へいへい、ご注意ありがとうさん!!」

そうやって俺は話しを区切り、職員室に向かった。


「何だあれ?」

職員室を向かう途中、廊下の窓を見ながら歩いていたら隣の校舎の屋上の柵にまたがる人影が見えた。

「クソッ!!自殺しようとしてんじゃねぇよ!!!」


俺は無我夢中に隣の校舎に行き、屋上まで一気に階段を駆け上りドアを蹴破る様に開けた。するとそこにはある女子生徒が飛び降りようとしていた。

「そこのお前!何自殺しようとしてんだよ!!」


女子生徒はビクッとしてこちらの方に振り向いた。

その顔は涙と鼻水でひどいことになっていた。

「もういいのぉ、私のこと何かほっといてよぉ!!」


嗚咽混じりに口にした言葉はまったく説得力がなかった。

「ったく。面倒くせぇ。」

俺は女生徒に向かって歩き出した。

「来ないでよぉぉ!!」

「いいや、無理な話しだ。」


そうやって俺は柵に登り女生徒の元に行った。

「来ないでぇぇぇ!!あっ!」

「バカッ!!」

女生徒は叫んだ瞬間、足を滑らせ落ちそうになるが急いでその子の手を引き上げたが、


「やばっ!!」

逆に自分が変わりに落ちてしまった。

そこで俺は意識を失った……………




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