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夏生詩集2

まちがい

作者: 夏生

まちがっている

まちがっていない

正しい

正しくない


誰が決めるのか


あなたはまちがっている

言い捨てて

何故か、の問いに

耳を塞ぐ、消え去る


何がまちがっているのか

聞くことは甘えだと

切り捨てられた


人に聞けぬのなら、と

天を仰ぎみた

雲が悠々と散歩していた

まっさらな青が笑っていた


道路の砂塵が舞う

答えは風の中だって?

何かの歌じゃあるまいし


何がまちがいなのか

では、なくて

何が起こったのか

なぜ起こったのか

もう一度

事の起こりをピンセットで

慎重につまんで

並べてみた


考えあぐね、のたうちまわって

正しい答え、ではなく

まちがいをみとめること

まちがった自分から逃げないことを

やっと、得た


天を仰ぎみると

明日の告知のような

華やかな夕焼けが広がっていた








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― 新着の感想 ―
[一言] 夏生さま 気づきって、すごく大事なことだな・・・と最近 よく思います。 人に言われても、自分が認められなきゃ受け入れる ことすらできないんだな・・・と。 でも、認めること(気づくこと)が出…
2014/01/31 14:22 退会済み
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