第十話:伏兵
2162年6月25日 太平洋ハワイ諸島ニイハウ島西部海岸自衛隊宿営地
翌日は朝から昨夜の片づけ、午後は個人装備の手入れと点検。そんな感じでのんびりと過ごしていた。
南の島というイメージにたがわず日差しは強い。
だが、木陰に入ると風が心地よく、眠気を誘う。
夕刻近くになって、磯谷は司令部の置かれているテントに呼び出された。
米軍側から演習への協力要請が入ったそうだ。
今回の演習の日本側の責任者である二宮海将からの連絡で、要請に応じるので、第一機械兵団に要請が回ってきたのだ。
村上一佐が、内容の説明を行う。
「米軍から指定されたシナリオは以下の通りだ。
輸送車は島の北端付近の指定座標に配置。
輸送車の移動はこちらが敵を確認した段階で開始。
兵力の事前配置に関しては制限なし。
航空戦力による支援攻撃はなし。
演習開始は1200とし、同時に米軍は上陸作戦を開始する。
演習の終了条件は、指定された車両を米軍が確保する、もしくはその車両がこのビーチに待機しているLCACに搭載されること。
演習の評価は各軍において実施。
ざっとこんなところだな」
村上は島の地図を指し示しながら説明を続ける。
「投入兵力は第3海兵沿岸連隊(3d MLR)第3沿岸戦闘チーム(LCT-3)第2大隊、および支援小隊が2。だそうだ。
見た目上の兵力は五分といったところ。数自体は向こうの方が多いが、こちらには支援火器中隊がある。防衛側なので我々に有利と言えば有利だ。
私の個人的意見としては、部隊の作戦行動にとって良い機会であると考える。
我々はいかなる任務にも対応できることを自負している。
このゲームに乗ってもよいと思うがどうだろうか?」
支援火器中隊長の石島二佐が挙手してから発言した。
「まあ、こちらも撤収任務との兼ね合いもありますし、防衛対象をガチで守るのは演習としても、実戦に寄りませんね。
向こうも、その辺は期待してくれているのではないですか?」
「そうですね。上陸地点がどこになるかは索敵次第となるでしょうし、逃げる、逃がすことが目的であれば、防衛陣地に籠るのは得策ではありません。
上陸地点が決まっていないのですから、上陸阻止作戦も現実的ではありません。となれば敵を早く発見し、ビーチまで逃げるのがよさそうです」
石島に続いて、機械化歩兵中隊長の野上三佐も意見を口にする。
「兵団の目玉部隊としてはいいところを見せたいですね。ただ、機械兵だけでは数の前に押し切られますけど」
機械兵第二中隊の青柳三佐がそう言うと、磯谷に注目が集まる。
「いろいろと面白そうです」
磯谷の発言を皮切りに、詳細な分析と議論が行われる。
一時間ほどで演習シナリオと作戦が完成し、村上が締めた。
「こちらの任務概要としては、敵の侵攻に際し、住民を保護、脱出させることを目的とする。
支援火器中隊はビーチにて迎撃の態勢を取れ。輸送車の護衛には機械化歩兵中隊と、機械兵第二中隊があたる。第一中隊は護衛部隊の増援に設定。
明日の午前8時より、演習準備。正午より演習開始だ。公開できる情報があれば都度連絡が入る。
今夜中に各中隊に伝達しておいてくれ。以上、解散」
この会議によっていくつかの共通認識が持たれていた。
その一つが、すでに米側は演習を始めているであろう、というものであった。
兵力の事前配置に制限がなく、海兵隊の主力部隊に加え、わざわざ支援小隊が2部隊参加すると言ってきているのだ。
支援小隊は事前偵察から訓練を始めているだろう。
それと同時に、その2小隊が作戦の中核と見ていた。
2162年6月26日8時前 太平洋ハワイ諸島ニイハウ島西部海岸自衛隊宿営地
自衛隊は宿営地の撤収と朝食を慌ただしく済ませ、出発準備ができている。
補給部隊はこれから資材の撤収をすぐに始めることになっていた。
昨晩の部隊配置が一部変更になっている。
機械化歩兵中隊のうち、2つの歩兵小隊が宿営地警備のために残ることになった。
昨晩のうちに米国から、ターゲットとなる輸送車はすでに現地に準備済みと連絡があり、ターゲットとなる輸送車を自衛隊が用意しなくてもよくなったこと。
それに加え、宿営地はゲリラ的な攻撃が行われる可能性を考慮して、少し兵員を厚くしたかったこともある。
米側の提示している条件を見れば、ここが最後の襲撃チャンスになり得る。
演習開始後に、LCACへの破壊工作が十分考えられるからだ。
「総員乗車せよ」
村上一佐の声に、機械化歩兵中隊と機械兵中隊が一斉に車両に乗車する。
村上自身も62式指揮車に乗り込んだ。
62式指揮車は60式とほぼ同じ戦術AIを搭載しており、情報リンクが確立している限り、各部隊の状況をリアルタイムで把握できる。
演習管理はしなのの戦闘指揮所《CIC》で行われ、しなのは同時に自衛隊の中央指揮所の機能も果たすことになる。
先日の演習同様に、ハーフシミュレーションの形で行われるのだ。
扱う情報量は膨大になる。兵士一人一人の位置や射撃情報などが上がり、使用された兵器の影響などが即座に計算され、反映するように指示が出る。
実戦さながらの演習が可能となる仕組みだ。
「護衛隊、出発!」
村上からの通信が入り、第2機械兵中隊を先頭に、車列が動き始めた。
情報によると、島の西側の道路を通ることで目的地までは2時間ほどで到着の予定だ。12時前に現地というのは余裕があるはず。
やがて機械化歩兵中隊が動き始め、最後に第一機械兵中隊が移動を始める。
「中隊長、我々は護衛の増援と聞いておりますが、我々も同時に出発するんですか?」
4号車の指揮を務める滝本二尉が隊内通信で問いかけてきた。
「ああ。途中までだがな。早いタイミングで突入できるように、あらかじめ移動しておく。完全にアメリカさんの動きが分かっているわけじゃないからな。
場合によっては走り回ることになるぞ」
磯谷の返答に3号車指揮の本庄二尉が続けて尋ねる。
「基本的に追撃してくる敵と交戦するのは第二中隊ですよね? 今回私たちはそれほど出番がないと思っていました」
「米側の提示している条件設定は確認しているな?」
「もちろんです」
「ならアメリカ側の編成を不思議に思わなかったか?」
「支援小隊2ってやつですよね? 部隊名が不明ですし、2小隊っていうのも。現地の評価視察でも行うんじゃないかと思ってましたが、違いました?」
本庄の言葉に2号車指揮の池田一尉が続く。
「輸送車両の襲撃を行うのはその2小隊と考えられる、ということですね」
「そう見ている」
磯谷が答えると、本庄が再び問いかけた。
「でも、演習開始と同時にアメリカさんは上陸作戦を開始するんですよね?」
「演習として、海兵隊の上陸作戦を開始するという意味だろう。事前に部隊が侵入していてもなんの問題もない。むしろいると考えるべきだろう」
「それってずるくないですか?」
「状況を考えればずるくはないな。条件には事前配置は自由と明記されている。2小隊以上の部隊が上陸している可能性も否定できない。
何よりそうでなければ逃げる輸送車を押さえることは不可能だ。
海岸線に上陸する前に、輸送車は逃げ始める。空からの攻撃はない。車は2時間ほどで安全地帯に逃げ込める。つまり、待ち伏せをどこかで仕掛けるって、正直に言ってくれている訳だ」
「なんか釈然としません」
本庄は言ったが、米軍は軍事演習を行っている。向こうもこちらがシナリオを用意しているように、向こうにもシナリオがあるのだろう。
むしろそのほうが自然でもある。
「しかし、なんで昨日になって急に紅白戦をするなんて言い出したんですかね?」
池田が疑問を呈した。
磯谷が答える。
「そこは想像だが、上陸演習自体は最初から予定されていた。そこにスパイスを加えようと思ったやつがいるんだろう。
今回の米軍の作戦はどちらかと言えば海兵隊の任務というよりも特殊作戦群のそれだ。敵地の目標を生きて捕らえろってのは、難易度が極めて高い。
最初はその2部隊がシールズじゃないかと思っていたが、だとすれば急に演習参加要請を出してくるってのは少し違和感がある。事前に調整できたはずだからな。
その2小隊って言うのは陸軍系の特殊部隊じゃないかと推測している。あるいは実戦に近い形でテストしたい兵器でもあるのか…この辺は正直分からん」
「なんか嫌ですね。狐と狸の化かし合いみたいで」
「本庄。気持ちは分からんではないが、俺たちはスポーツをしているわけじゃない。自衛隊は軍隊じゃないが、戦争をするって点じゃ軍隊と同じだ」
本庄の言葉に池田が答えた。
訪れる重い沈黙。
本庄にとって、認めたくない現実だったのかもしれない。
同日 10時前 太平洋ハワイ諸島ニイハウ島 旧プーワイ地区
宿営地から獣道のような非舗装路を抜け、部隊はかつてのこの島唯一の集落だった地域に入っていた。
ここまで1時間程度を見込んでいたが、実際には1時間半かかっている。
他の部隊はそのまま輸送車のある地点に向けて移動を続けるが、磯谷たちはここで停車した。
輸送車の通る経路の三分の二ほどの、宿営地に近い地点。
ここが第一中隊の当面の持ち場になる。
「しばらくここで待機だ。休憩ではない。全員車内にて警戒に当たれ。滝本、凧を上げて周囲の警戒を頼む」
「了解」
4号車の上部ハッチが開いて、40㎝四方ほどの小型ドローンが上昇を始める。続いてもう一機。
2機のドローンは上空100mほどまで上昇してから旋回運動を始めた。
磯谷のモニターにも、ドローンからの映像と周辺情報が表示されている。
周囲に問題がないことを目視で確認する。森の中に潜むものがいるかもしれないが、幸い今すぐに攻撃を受ける心配はなかった。
「命令変更だ。池田、本庄。今のうちに休憩しておけ。車外には出るなよ」
そう告げると磯谷は再び周囲の状況を監視する。
周囲には古い建物が点在しているが、成長の早い熱帯性の樹木などがしっかりと生えている。
舗装路は比較的しっかりしている感じで、明確に道路だったところはわかるが、周囲のジャングルに比べれば見通しが良いと言えなくもない程度。
遮蔽物が多く、警戒しにくい場所なのは確かだ。
我々がいるのも理由の一つだとは思うが、思いのほか静かだ。磯谷には静かすぎるように思えた。
センサーのデータにところどころ不整脈のようなノイズが乗っていることがわかる。
戦術AIの解析では、この島が火山島であることに由来する磁気の影響のようだ。
5分ほど経ったところで、1号車の運転を担当している佐久間二尉が磯谷に声をかけた。ちなみに佐久間も機械兵指揮のライセンスを持っているが、今日は担当車両のないバックアップだ。
「このノイズなんですけど、どうも規則性があるように感じます。集積したデータによる統合分析を進言します」
「分かった。もう5分ほどデータ収集してから、AIに分析させよう」
磯谷はISYSの画面で部隊の移動状況を確認する。
演習開始までには輸送車両に到着できそうだが、思ったよりは時間がかかっている。
2時間程度逃げ切ればOKという計算だったが、3時間に修正するべきだろう。
そんなことを思っていると、ISYS上に今までなかった情報が表示された。
米軍の艦艇を哨戒機が捕捉したのだ。
艦艇は島の北東に展開していて、取り立てて隠れる様子はなさそうだ。
今回の演習に航空機攻撃が設定されていないし、訓練対象になっていないから問題はないが…
…上陸地点を教えているようなものだ。
そしてこれで12時の演習開始と同時に輸送車は宿営地に向けて移動を開始できる。
上陸部隊がターゲットを押さえる作戦でないことはほぼ確定的。仮に押さえさせるにしても、足止めは絶対にある。
「戦術AI。ここに到着してから収集したデータの分析を行え。特に発生しているノイズに着目」
ー初期評価の地磁気による影響を訂正。発生しているノイズは干渉波類によるものを地磁気の反応に似せたものである可能性大ー
「もう少し具体的に説明しろ」
ー電磁的出力を逆位相により中和するために発生させた電磁波が、同系の電磁波と干渉、共鳴して発生している可能性が示唆されるー
「ある種の遮蔽装置が近くで動作した結果、キャンセルじゃなくて増強になって発生したものを、ごまかすために波形を地磁気反応に似せるための合成を行っている、でいいのか?」
ーおおむねその理解で問題なし。正しくは――
「それ以上の説明は不要だ。その共鳴反応から、発信源を特定できるか?」
ー計算終了、地図上に想定位置を表示。その範囲内にいくつの発信源が存在するのかは不明。単独の場合は合成波は発生しないー
「ありがとよ。とりあえずはこれで十分だ」
磯谷はコントロールグローブで仮想端末を操作して、本部に解析したデータ一式を送付。コメントを追加する。
「計測結果より、我々の知らないタイプの米軍の遮蔽装置と思われる」
情報は兵団長の62式としなののCICに送られる。
しなので再検討が行われ、最終的な判断が下りるだろう。
「本庄、休憩は終わりだ。凧を上げて滝本と代われ。池田、俺と交代だ。現状監視を怠るな。
あと、そっちにデータを送る。わざとらしくならないようにその辺を光学装置で調べてみてくれ」
「了解」
二人の声が重なって応答してきた。
池田の2号車には今解析した想定位置の地図を送ってある。
演習開始まで1時間30分。まだ、時間的余裕はある。
磯谷はヘルメットを外して、少し目を瞑った。
同日 11時30分
島の北部に置かれた輸送用トラックを確認したという報告が届いてから15分ほどが過ぎている。
いくつか問題が確認されていた。
そこに用意されていたのは、どこから調達したか不明のガソリンエンジンのトラックで、走るには走るが傷みが酷いらしい。
荷台には車体を識別する発信装置が取り付けられていて、本部に確認したところ、演習用識別信号を送るためのもので、そのままでとの指示が出た。
撤退時の速度を見直して、時間の再計算が行われる。
護衛部隊は目的地に向かう途中に、道路沿いのチェックは行っている。
問題はないと判断されているので移動ルート自体は変更されなかったが、時間の見積もり直しが行われ、襲撃のポイントが再想定される。
確率が高いのは旧プーワイ集落、および集落から非舗装路に入ってすぐの地点が想定される。
移動速度が落ちる上に、隊列が縦に長くなる。そのうえ先頭を走る護衛車両が止まれば、前に進めなくなる。足止めには絶好のポイントだった。
磯谷の現在位置付近には2部隊以上の潜伏が予想される。
現時点で何部隊いるのかは不明だが、集落内に伏兵、あるいは何かのしかけがあることは間違いない。
そしてその数自体も多くはない。
「HQ、こちらジャベリン1。直近の衛星画像を確認してほしい。プーワイの東側5キロ程度の範囲に、何かいないか? 衛星からでも確認できるものがあると思うんだが」
「こちらHQ、ジャベリン1、演習プロファイルで12時間以内の衛星データの提供はできないことになっているようだ。向こうの演習のシナリオなんだろう。なのでデータは送れない」
「ジャベリン1、了解」
上空の目を殺すのは常套手段か。
ならば。
「ジャベリン1より中隊全機に通達。移動するぞ。後退して続け。佐久間、急がなくていい。今来た道をバックで戻れ」
「了解」
佐久間の返事を確認してから、再び連絡を入れる。
「兵団長、航空機による支援攻撃は無しですが、艦艇からのミサイルによる攻撃は可能ですよね?」
「こちら村上。確かに禁止事項にはない。磯谷、何か悪だくみか?」
「HQに攻撃要請を出せるように準備願います。一か所はプーワイのこの地点。もう一か所は今から捜索します」
「了解。ただし、交戦規定を考えると、攻撃できない可能性が高いぞ?」
「そこのお膳立ては考えます。あと、予定通り、待ち伏せ部隊には奇襲をかける方向で準備します」
「了解した。そこで詰まれば脱出は絶望的になるからな。頼んだぞ」
通信を終えて、旧集落の出口から500mほどの地点に4台の60式は並んで停車した。
「本庄、滝本、池田。凧を3機上げて、東に向かって捜索を開始しろ。9機で隊列を組んでくまなくな。飛行自体はAIに任せていい。
センサーはあてにするな。光学解析と、目視で探せ。カモフラージュはされているだろうが、多分箱がある」
「了解」
3人の声を確認してから、磯谷も凧を一機、有線接続で発進させるとすぐわきに降ろした。
続けて右の一番棺桶を開いて55式を一機起動する。
磯谷は55式を直接制御でコントロールする。
55式はそこに降りていた凧を抱えると、旧集落に向かって走り始めた。
周囲を警戒しながら、慎重に木の影を移動していく。
一般的な機械兵のイメージとは全く異なる動きだった。
55式は旧集落の入り口手前の密林の中に凧を下ろす。そして肩に担いでいたケーブルの先を凧に接続してその場に置くと、もう一方を自分の腰に接続した。
集落跡の東側へと移動し、木陰で片膝をついた姿勢を取ると、動作が停止する。
磯谷はそこで55式の電源を落とした。
無線コントロールでは待機電力が必要になるが、有線なら電源を落としても起動できる。
そして電源を落としていれば、敵に察知される可能性は低くなる。
捕捉されているかは分からないが、上空で探索飛行をしている凧が敵の目を引いてくれていることを期待した。
捜索開始から15分が経過。
時刻は11時50分になる。
「ジャベリン2よりジャベリン1、プーワイの北東5キロ地点に文字通り箱らしきものを確認。映像を確認してください」
池田からの連絡を受けて、画像を確認する。そこには密林にカモフラージュされたと思われるコンテナ状の物体がAIの補正を含めて描き出されていた。
予想通り、センサーには引っかからない。
上空からの単純偵察では見つけられなかっただろう。
画像解析の結果もそこに表示されている。
ーアメリカ陸軍、装甲兵輸送車M495ー
「ジャベリン1より、ジャベリン2、引き続き周囲の捜索を行え。一機はそこに張り付かせておけ。演習開始と同時に打ち落とされる可能性が高いがな」
「ジャベリン2了解。探索を継続」
M495は戦闘強化服を輸送整備するための専用車両で、64式の4倍ほどの大きさを誇る。
あれ一台で16機のパワードスーツの補給とメンテナンスが可能だ。
海兵隊にも配備されているものだが、多分海兵隊仕様ではないだろう。
戦闘強化服は機械兵と基本的に同じ技術から派生した、現在の主力を成す兵器として位置づけられている。
コスト高になるのは機械兵と変わらないので、数は多くはないが。
磯谷は呟いた。
「新旧兵器対決か。先輩の意地は見せておかないとな。それにしても…米軍はあれを吊るして移動させられるヘリ《垂直離着陸機》を持っているのか。うちの隊にも欲しいな」
どちらも本音だった。




