100.
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
恐怖と絶望に心をへし折られたみつるは、白目を剥き、糸が切れた人形のように膝から崩れ落ちた。
完全に意識を失い、床の上でピクピクと痙攣している。
シュォォォォ……。
すると、彼女の体から不気味な音を立てて、ドス黒いモヤのようなものが這い出してきた。
意思を持っているかのように蠢くそれは、間違いなく『災禍』から与えられたという力の残滓だ。
俺は逃げ出そうとするそれを、素手で無造作にガシッと掴み取った。
『ほう。これは……強い念じゃな』
脳内で魔王が、興味深そうに声を上げる。
「念?」
『うむ。強すぎる思い、あるいは濃密な負のエネルギーの塊じゃ。それがこの女に、理外の力を与えておったのじゃろう』
魔王の解説を聞きながら、俺は手の中の黒いモヤを見つめる。
「ふぅん……」
俺が観察していると、そいつは新たな宿主を見つけた寄生虫のように、俺の腕へとまとわりついてきた。
ズズズゥゥゥ……ッ。
皮膚を透過し、血管から魂の奥底へと侵入しようとする邪悪な呪いの力。
俺の肉体と精神を乗っ取ろうと、ドス黒いエネルギーが入り込んできた――次の瞬間だった。
パァァァァァンッ!!
破裂音が響き渡り、腕に絡みついていた黒いモヤが跡形もなく吹き飛んだ。
『カカッ! 自ら消滅しおったわ!』
「あーあ、弾けちゃったよ」
俺は空っぽになった手のひらを見つめ、呆れたようにため息をつく。
俺の異常なまでの呪い耐性と、桁外れの魔力量。
それが、侵入してきた災禍の力を「微小なホコリ」程度と判定し、自動防衛機能によって完全に消し飛ばしてしまったのだ。
乗っ取るどころか、傷一つ、チクりとした痛みすら残せていない。
「せっかくどんな構造になってるか、調べようと思ったんだけどなー」
俺はパンパンと手を払い、無様に倒れ伏すみつるを見下ろすのだった。
【※読者の皆様へ、《超・重大発表》】
ここで皆様に、最大級に嬉しいご報告があります。
なんと、本作の――
【書籍化】が決定いたしました!!
まだ連載して間もないですが、
皆様の熱い応援のおかげで、異例のスピードでこのような機会をいただくことができました。
本当に、本当にありがとうございます!




