第2章第2節:未踏の地平 II(ハイテンションギャグアニメ風)
(トウマたちは再び現場に到着。夜が明けて辺りは十分明るい。瓦礫が散らばる中、みんなの顔には緊張の色が。)
ケイ: 「おいおい、マジでここ戻ってきちゃったの!?俺、前回の時点で“二度と来ません”って契約書書いたつもりなんだけど?」
ハル: 「それな!この場所、ラスボスの住処感ハンパないよね?てか、俺ら生還フラグある?」
(マリアが腕組みしながら前方を睨む。)
マリア: 「ちょっと黙って。周囲の瓦礫、動いてないけど……何か隠れてる気がするわ。」
リョウ: 「おい、あそこ見ろ。なんか変な建物があるぞ。」
(みんなの視線が一斉にリョウの指差す方向に向く。瓦礫だらけの中に、異様にピカピカな金属製の建物が!)
ケイ: 「おおっとー!?新築感エグいじゃん!これ“機械知性の秘密拠点”って看板立ててくれてるやつだよね!?」
ハル: 「わかる。入り口も強化セラミックだし、なんか2体の門番までスタンバイしてるっていうプロ仕様。」
トウマ: 「間違いない……敵の拠点だ。俺たち、今すぐ中に突入する!」
(全員の目が点になる。クラクションのSEが響く。)
マリア: 「いやいやいやいや、ちょっと待って!何そのスピード感!?リスク分析とか、そういうの一切ナシ?」
トウマ: 「リスク?そんなもん、現場で対応だ!」
ジョージ: 「対応で済むなら誰も苦労しねぇよ!俺たち、フラグ乱立させる気か!?」
(トウマ、真剣な顔で一歩前に出る。背景に稲妻が走る。)
トウマ: 「みんな、これがチャンスだ。この建物を調べることで、俺たちは未来を変えられるかもしれない!」
マリア: 「未来どころか、生存率変えたいんだけど!?」
ケイ: 「まぁまぁ、これで俺らが伝説になったらSNS映えヤバくね?」
ハル: 「いや、それ死んだら投稿できないやつだから!」
リョウ: 「結論、みんな無理するな……だが俺は行く。」
ジョージ: 「お前も無理してんじゃねぇか!」
(トウマが手を振り上げて叫ぶ。)
トウマ: 「決まりだ!陽動と侵入に分かれて行動する!」
(全員一斉にズッコケるSEが鳴る。)
マリア: 「聞いてた!?私の忠告ガン無視してない!?いや、してるよね!?」
トウマ: 「作戦開始まであと10秒!」
ケイ: 「マジでカウントダウン始まっちゃったよ!?どうすんのこれ!」
(BGMがアップテンポに変わり、全員慌ただしく動き出す。)
ハル(震えながら): 「これ、生きて帰れるのかなぁ……」
ケイ(肩を叩いて): 「何言ってんだよ、ハル!お宝が見つかるかもしれないって考えろよ!」
ハル: 「お宝!?よし、やる気出た!」
マリア: 「なんでそこだけやたら単純なの!?」
(舞台が暗転し、次の瞬間、全員が拠点に向かって走り出す。)
ナレーション: 「こうして、トウマたちは全力疾走で敵の拠点に突撃するのであった――!」
(画面下に『つづく!』と大きく表示され、壮大なBGMがフェードアウト。)