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2012年 6月9日

六月九日。

あれから、雫が常に一緒にいてくれた。

それが僕の今の生きる支えだ。


今日、僕は雫にはっきりと告白しようと思う。

雫がいなければ、おそらく復讐に走っていたと思う。


今日は、その感謝とこれからも一緒にいて欲しいという、告白をしようと思う。


放課後に僕は、雫を呼び出した。


「どうしたの、有里君?」


この時、僕はいままでにないような緊張をしていた。


「ぇ……えっと……僕を助けてくれてありがとう!」


「なんだ、全然いいよ!

気にしないで、私が好きでやったことだもん」


「それでもう一つ話があるんだけど………」


いまだ!

言え。

言うんだ。


その時、僕の頭にふっとよぎった。

フラれたら生きる支えが無くなるということを。


一瞬迷ったが、僕は昔の僕とは違う。

今は雫がいてくれる。


「……………君のことが……

…………………好きなんだ!」


言った。

言ってしまった。

雫の顔を見た。

赤くなっていた。

まさか、こんなことを言われるとは思っていなかったんだろう。


返事は無い。


「えっ!?」


突然、雫が走り出した。


失敗か………そんなことがよぎった。

はぁ……、再び、復讐という言葉がでてきた。


雫が立ち止まり、こう言った。


僕はこれで完璧に人生が変わったと実感した。


「……私も…君のことが…………………

す…好きだよ…。まっ、また明日!」


そう言うと雫は帰っていった。



こうして、僕の告白は成功した。


だが、それで人生が変わるわけでは無かった。

湊の人生は更に最悪に陥った。



六月九日 Fin~

今日はここまでですっ。

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