2013年 5月5日(前半)
明日からは更新出来ません…
2月27日からまた更新します!
五月五日。
雫の具合が悪くなってから、約一ヶ月が経過した。
具合が悪くても、雫は学校には来ていた。
僕が着替えていると、携帯が鳴った。
雫からのメールだ。
「ん……?」
あれ?
僕はよほど、雫の具合が悪いのだと感じた。
雫から、僕に何かを伝える時は、いつも電話だったからだ。
雫は、僕を心配させない為にメールにしたのかもしれない。
そう思うと、とても不安だった。
僕は不安になりながらも、メールの内容を見てみることにした。
「ごめんね、湊。
今日は休むね」
雫にしては、珍しい文章だった。
僕はいつも雫とは、電話しているからあまり知らないのだが、学校では雫のメールは、長い文章で少し有名らしい。
そんな雫が、こんな短い文章で終わるなんて珍しい。
よほど悪いのか。
ゾクッ…。
僕の背中に悪寒が走った。
今まで僕は、幾度となく大切な人が離れたり、死んでしまったりしているので、こういうことが起きると本当に怖くなる。
更に雫だ。
雫が死んでしまったら、僕は生きていけるかわからない。
僕は急いでメールをうった。
「心配だから、今から雫の家に行く!!」
僕は急いで着替え、雫の家へと向かった。