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2013年 3月18日(後半)

いままでの部分を沢山

修正しましたっ♪

三月十八日。

僕は、竜ヶ崎蓮華の約束を白紙にして、家へと帰った。

家に帰ると、変わらぬ空間が広がっている。母親は一人泣いていた。


「……っ!」

何も出来ないのか。いつもそうだ。

僕は一人では何も出来ない。

雫や回りの人がいないと僕は動けないのか。


「………違うっ!」


僕は決心した。

雫の親友、由井が死んでしまった時、雫を守れる存在になるということを。

その為には一人で生きていけるようにしなければいけないということを!!


「かあさん………」


僕は泣いている母親に話しかけた。

だが、返事は無い。

それでも僕は諦めなかった。

だけど、僕にはかける言葉が見つからなかった。

母親の負担を少しでも軽くする言葉が。

僕はそんな中、咄嗟に思い付いた言葉を言ってしまった。


「かあさんは実家に帰って。

後は、僕がなんとかするから」


父親の会社が倒産して、僕達家族にも借金はあるが、そんなには多くなかった。

僕と母親が半年働いて、食費等を差し置いても返せる金額だ。

僕がそう言うと、母親が顔を上げた。


「本当にいいの……?」


これが正しい選択なのかは、わからない。


「うん…」


「半年だからね……湊」


母親も了承してくれた。


「かあさんもね……」


僕の顔からもいつの間にか、涙が溢れ出ていた。

僕は母親と抱き合い、母親は実家へと帰っていった。


三月十八日の午後八時

僕は一人暮らしになった。



三月十八日 Fin~


もう一つの小説

【バカと遊園地のドタバタ一日】も

よろしくですっ♪

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