2013年 2月14日
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二月十四日。
今日は、男どもがもっとも活気立つ日、バレンタインデー。
…と、呼ばれている日だ。
まぁ、去年までの僕には縁のない物だったが、今年は違った。
朝、雫からバレンタインデーのチョコレートを貰った。
「おはよう、湊♪」
いままでにないような、雫のテンション。
「ど、どうしたの?」
「どうしたじゃないでしょ、 バレンタインデーだよ?
はい、チョコレート♪」
可愛く包装されていた小さな箱を、雫から渡された。
「あ、…ありがとう」
嬉しかった。
ここまで、嬉しいとは思ってなかった、いままでこんな経験はなかったから。
「さ、学校行こ♪」
雫と一緒に学校へと向かった。
クラスに入ると、翔太が後ろから押してきた。
「よっす、湊ー。
なんだその顔は……
椎名からチョコレートでも、貰ったか?」
鋭いな。
「まぁ、付き合っているんだから
不思議じゃないか。」
学校が終わり、帰ろうとして、下駄箱を開けた。
「?」
下駄箱の中には、一通の手紙と小さな箱。
手紙を開いてみることにした。
「こんにちは。
今日はバレンタインデーですね。
大好きな有里君の為にチョコレートを作って来ました。
どうか食べてください♪
From 竜ヶ崎 蓮華
「!!??」
そんなビックリしている時に、雫が後ろから声をかけてきた。
「湊、早く帰ろっ。」
「う…うんっ…」
この後、雫に色々と詮索されたが、どうにか誤魔化して家へと、たどり着いた。
さて、どうしたものか…
これから忙しくなっていきそうだ。
そう考えると少し憂鬱になる。
二月十四日 Fin~
前に感想書いてくださった人、ありがとうございましたっ!