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第86話 埋められたもの

お待たせ致しましたー

 ……何故、それを可能に出来た?



 わずかに思い出せたが。



 魍魎(もうりょう)に属することで……埋められたものだ。



 逆らわぬよう。



 裏切らぬよう。



 それらを起こしたら、死ぬよう。



 戒めの呪具だ。



 時蟲(ときむし)だからか?



 蘇芳(すおう)の方は出来ないでいたのに。



 あいつだけでなく……俺の方まで、あの子は抜いてくれた。



 これで……俺が同じように死すことはない。



 何故……この少女はそこまで高度な能力を可能とするんだ?



 身体も、記憶も……あの魍魎が奪ったと言うのに?



 蘇芳も驚いているようだが……事実だ。



 現実に……実現された。



 最初に核を抜かれたあいつは……呆然としていたが。



 何か、嫌な気配を感じる。



 俺はそんな気がして。



「逃げろ!!」



 時蟲の少女と蘇芳に向かって……本能のままに叫んだ!

次回はまた明日〜

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