第79話 二度目の
お待たせ致しましたー
『けいさつしょ』に着いても……私は以前と同じでした。
閉じ込められている存在らへ……特に何かを思うことはなく。
左手などを所持していた……ろうやへ行きますと。
何故か、右足を所持して……私が再生したあの存在もいました。手首には、相変わらず道具で動きは制限されていましたが。
「……乃亜さん。何故?」
「……彼なら、作業を見た上で何か糸口を得られるかと」
「……なるほど」
どうやら……彼がいる意味がきちんとあるようです。まだ理解する考えが不十分な私には、深くはわからないですが。
『……私は、この前のように?』
「はい、翠羽さん。お願い出来ますか?」
乃亜さんにお仕事内容を伺ってから……私はろうやの前に浮かびました。
今回もすごいことになっています。
あちこちが赤く、黒く……手足がバラバラです。
(……私もこのように)
バラバラにされた自分を考えてしまいましたが、今はやめておきました。
今は、お仕事です。
私でもお役に立てられること。
戻った左手と共に、幽霊の右手を前に出せば。
考えずとも……言葉が出てきました。
【……戻れ】
少しばかり。
強い言葉だと思いましたが。
それが、力として動いたのか。
以前よりも……早く、早く。
欠片。
血の水。
それらすべてが動いていき……ぼんやりした顔の『存在』が出来上がりました。
「……ここまで!?」
右足を所持していた存在も驚いたようです。
他の方々も驚いていらっしゃいましたが……今回も成功してよかったです。
中身が……すぐに戻るかは、今回もわかりませんが。
戻した存在の方は、すぐに動きませんでした。
そして、螺子さんは……すぐに、彼にじゃらじゃらと手首を動けないようにしました。
乃亜さんは、国綱さんにぺこりとしていらっしゃいました。
「ご協力ありがとうございました。経過報告があり次第……すぐにお伝えします」
「……わかりました」
今回のお仕事……無事に終わったのでしょうか?
国綱さんのお役に立てたのでしょうか?
少し……良かったと思っていますと。
『あ゛っひゃっひゃひゃひゃ!!』
戻した存在が……いきなり、叫びました。
おかしな声で……おかしな顔で。
立ち上がって……螺子さんがつけた道具を思いっきり壊しました!?
次回はまた明日〜




