表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
62/205

第62話 手のあたたかさ

お待たせ致しましたー

 そのあったかさに、嬉しくなっていると……国綱(くつな)さんがゆっくりと力を込めました。



「……むーと何かあった?」



 聞かれましたが、それは特に何もなかったので……『いいえ』と答えました。



『むーちゃんさんには、お料理を教わりました』


「……けど。君は苦しそうだ」


『……くるしい?』


「うん。気分を悪くしたように見える」


『……わかりません』



 ですが。


 また出てこようとするモヤモヤが……それかもしれません。


 むーちゃんさんは、なにも悪くありません。


 悪いのは……私なのです。


 このモヤモヤは何なのでしょう?


 国綱さんにお話してよいのか……自分でわかりませんでした。



「……自分で抱えるより、話す時がいい時だってある。僕に話して楽になるなら、遠慮せずに言っていいんだ」


『……らく?』


「ここが、軽くなる」



 国綱さんはご自分の真ん中あたりをぽんぽんと指で叩かれたので……私は、フーッと何かが軽くなった気がしました。



『……言っても、いいんでしょうか?』


「もちろん。僕は君の保護者。……味方だ」


『……うまく、言えないんですが』



 せっかくなので……今日感じたことを、お話させていただくことにしました。


 国綱さんが、良いとおっしゃってくださったので。

次回はまた明日〜

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ