第60話 チーズオムライス
お待たせ致しましたー
『……お待たせ』
「お! むーちゃん、さっすが!!」
むーちゃんさんと、食卓と言うのを準備していますと……国綱さん達がいらっしゃいました。
琥珀さんはとても嬉しそうに、むーちゃんさんをなでなでされました。
「……オムライスか?」
やはり、国綱さんもお料理の名前はご存知のようです。
『……むーちゃんさんがお作りになられました』
「そのようだね。翠羽も何か手伝った?」
『え?』
「少し……気配がする」
食材を切る時の、材料を押さえていただけですのに……国綱さんにはわかっていただけたようです。嬉しいです!
『……ほんの、少しだけ』
「そっか。お疲れ様」
またいつものように……頭を撫でていただけました。
すごく、嬉しいです。
そして、琥珀さんがお腹が空いたとおっしゃるのでて私以外は椅子に座られました。
『「「いただきます」」』
お決まりの挨拶をされ……とても静かに、食事を始められました。スプーンと言うので、卵の部分を割ると……赤いものが。
国綱さん達は何も思わず、それを口にされていきます。
「うんめ! さっすが、むーちゃん!! 俺好みのチーズまで!!」
『……好きでしょう?』
「大好き!!」
チーズ、と言うのは少し覚えています。国綱さんもお好きな食材ですね。
「うん。ケチャップライスを壊さない程度の絶妙な量……僕も好きだ」
なんでしょう。
むーちゃんさんは悪くありませんのに……何故か、内側がモワモワしていきます。
国綱さんは、美味しくご飯を召し上がっていらっしゃるだけですのに。
私が手伝ったのは、ほんの少し。ほとんど、むーちゃんさんのお料理だからでしょうか。国綱さんの笑顔を見ても……内側がどんどんモワモワしていきます。
(……この感じはなんでしょう?)
良くないものだとはわかっていますが。
感じるのは止められませんでした。
次回はまた明日〜




