表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
55/205

第55話 ぷるぷる

お待たせ致しましたー



「へー? 魍魎(もうりょう)がねぇ?」



 琥珀(こはく)さんは、むーちゃんさんを抱っこしながら……出迎えてくださいました。


 私も手がひとつ戻ったので……触ってみたいです。


 それにむーちゃんさんが気づいてくださったのか……琥珀さんから離れ、私の足元に来てくださいました。



翠羽(みはね)……こっち』 


「おう。俺は国綱(くつな)と話があるし」


「行っておいで」


『はい』



 むーちゃんさんとご一緒に行きますと……椅子のところで、おいでおいでしてくださいました。



『翠羽。座ってみて』


『いいのですか?』


『うん』



 そう言ってくださったので……まだ少し浮いてしまいますが。右足を下ろし、左手の方はつかんでも良い場所に置き。


 なんとか座ることが出来ましたが……むーちゃんさんはすぐに膝の上へ乗ってくださいました。



『……むーちゃんさん?』


『戻った手で、私を触ってみて?』


『……いいんですか?』


『うん』



 たしかに……さっきから触ってみたいと思っていました。


 ご許可をいただけたのであれば……遠慮はいらないと言うことです!


 そーっと、左手をむーちゃんさんに伸ばせば。


 ぷるんとした冷たい触り心地を感じることができました!!



『わ、わ!』


『……どう?』


『気持ち、いいです!』


『でしょう?』



 この触り心地を、琥珀さんは毎日……羨ましいです!!


 むーちゃんさんが終わりとおっしゃるまで……私は左手で何度もなでなでしました!!

次回はまた明日〜

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ