表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
50/205

第50話 今度は腕と手(左)

お待たせ致しましたー

 笑っているばかり。


 気味が悪いですが……私が返したモノもすぐに消してしまう。


 強い……存在のようです。


 ですが、国綱(くつな)さんの方がもっとお強いです!!



「……気味が悪い。翠羽(みはね)は渡さないぞ」


「くくく……そうですか? 非常に残念ですねぇ?」



 白い布は、さらにくつくつと笑うのですから……余計に気味が悪いです。


 私も……この者らに、付いて行く気など全くありません!!



『……私も、あなたに付いて行く気はありません』


「くくく……そうですかそうですか」



 いやに白い手を上げますと……今度は、大きな透明な塊を出しました。お空から飛んできたような……あの粒よりももっと大きいです!


 それを……そのまま投げるのではなく、割って……粒をこちらに飛ばしてきました!!


 ならば!!



【……いね!!】



 国綱さんが動くよりも早く……私は動きました。


 私は右足だけですが……国綱さんはきちんと身体がある方です。なら、ケガしないのが難しいですから。だから……私は自分の魔法を使いました!!


 私の目の前まで……粒達が飛んできたのは、すぐに止まりました。


 そして……また、あの白い存在へ戻って行きました!!



「……くくく。遊んでしまいますねぇ?」



 戻っても、白い布はまた消すだけでした。このままでは……私の腕とかが戻らないでしょう。


 どうすれば。



「……時間稼ぎ、ありがとう。翠羽!」



 国綱さんは国綱さんで、動いていたようです。


 植物のツルのようなモノを持っていて……白い布に投げつけていました!



「!? いつの間に!!」


蘇芳(すおう)の色は染料の色。自然界にないのであれば……呼び出せばいい!!」



 ビィイイイイイイ



 と強い音が聞こえてきました。


 上から……真っ白い、光でしょうか?


 ツルも同じように光った……白い布に落ちていきました。


 白い布からは、いやに高い声が聞こえてきました!!



「が…………っは!?」



 白い布が……真っ黒ではありませんが。


 黒くなりましたね?


 国綱さんがツルを離すと……地面に倒れました。



「……これで二つ」



 腕とかが入っている……水晶に、国綱さんが近づいても白い布は起き上がりませんでした。


 なんというか……国綱さんは、やはりお強いのですね。


 すごいです、すごいです!!


 私はほとんど何も出来ませんでしたが……次に重くなったところを触りますと。


 自分の右足を触ることが出来る……手と腕が戻りました!!

次回はまた明日〜

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ