第35話 豆腐でお好み焼き
お待たせ致しましたー
お家に帰って来てから、国綱さんはすぐにお料理をするのではありませんでした。
袋の中の食材達を……白くて大きな『冷蔵庫』と言うものの扉を開けて、あちこちに仕舞って行かれます。
「こうしないと、モノによっては食材がダメになるんだ。簡単に言うと、使えなくなってしまう」
『そうなのですね』
スーパーでは、棚にありましたが……ちゃんと意味があるのですね?
私は手とかがないので、触ることは出来ませんが……こちらも見て覚えることにしました。緑やゴロゴロしたのは、一番下。真ん中は、何か固そうなモノを入れたり。
上の大きな扉の中には……たくさん入れていかれました。ピンクだったり、白い箱だったりと。
袋の中が空っぽになってから……国綱さんは袋をまとめて、改めて材料と向き合いました。
「んー。がっつり食べたいから、豚バラは外せない。チーズ挟むと……冷麺には合わないかな。けど、僕は挟むの好きだし」
などと、呟かれましたが……どこか楽しそうです。
楽しそうで何よりです。お辛そうな表情は、国綱さんに似合いませんから。
結局、チーズと言うものは挟むようです。まずは、四角い白いものを……銀の深い器の中に入れました。
『……これは?』
「豆腐。これだけだとそんなに味がないけど」
と、次はそのとうふと言うのに……細長いものが集まったもので、ぐちゃぐちゃに潰しました。
『なにを?』
「生地を作るんだ。あのままだと焼きにくいから」
そのあとは、卵……と言うものを割ったり。固めの粉を混ぜたり……さらには固いモノをすりおろして、どろっとしたのを混ぜたり。
混ぜるものが多いのですね? これがどのようになるのでしょう。そのあとは、刻んだ緑のものをゆっくり混ぜ。
一旦、これは終わりのようです。
次に取り掛かるのは……『れいめん』だそうで。
少し銀色のような細くてすごく長いものを、洗いました。
『……美味しいのですか?』
「喉越しって言うのが楽しいんだ。ちょっとアク抜きしなきゃいけないけど」
『……あく?』
「このまま食べると、ちょっと食べづらいんだ」
お料理は手順が多いのですね。お勉強になります!
そのれいめんの準備が整いますと、器ごと冷蔵庫に入れ……次は、おこのみやきを焼かれるようです。
スプーンよりも大きな……おたまと言うので、どろどろの生地を……黒くて広いものに入れると。
じゅっ、と音が鳴りました。
国綱さんは音を気にせず、広げた生地に黄色とオレンジの細長いモノを置き、さらに生地を薄く載せ……上にピンクの薄いモノを載せました。
『たくさん載せるのですね?』
「仕上げがもっと面白いよ」
それは……食べられずとも楽しみです!
次回はまた明日〜




