第178話 暗い場所
お待たせ致しましたー
真っ暗。
暗い……。
暗い……です。
とっても……とっても、暗いです。
ここはどこでしょう?
お母さんは?
国綱さんは?
他にもいらした、乃亜さんもいらっしゃいませんでした。
何の……場所でしょうか?
…………チャ。ピチャぁ…………。
音が聞こえてきます。
水の滴る音に似ています。
何でしょう?
とりあえず、歩いたりは出来るので向かってみます。
音を頼りに、右に左にと足を運んでいきますと。
足に、何かが当たりました。
しゃがんで触ってみると、ほのかに温かいです。術で灯りを照らそうにも、発動することはありませんでした。だから、ペタペタと触ってみると……足の形だとわかりました。誰かが倒れているのでしょうか?
…………チャ。ピチャ…………。
まだ音が聞こえてきます。
そして、音はだんだんと大きく聞こえてきます。
さらに、か細いですが……光が差してきました。
私に当たったのか、手元が照らされたのですが……見えた足に、私は金切り声のような酷い声を上げてしまいました!?
「やあああああああああああ!!?」
そこにあったのは、足だけでなく。
『私』のバラバラになった、身体が血の海に散らばっていたのです!!?
次回はまた明日〜




