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第105話 再びの死

お待たせ致しましたー

 ああ……。



 ああ……あああ。



 これで。



 これで……良いのです。



 私達は。



 魍魎(もうりょう)は。



 屍人(しびと)を集めた存在。



 妄執を抱えた……屍肉を、集めに集め。



 あの方の……細君を、復活させんがために。



 異能を。



 蘇芳(すおう)を。



 時蟲(ときむし)を。



 得ようとしてまで。



 堕ちた存在でした。



 そのために……隷属の核を埋められ。



 生きているような存在となり。



 あの者らを集めようとしたのですが。



 結果、敗れた。



 教祖様が敗れられれば……私達も、還ります。



 これで……これで、良いのです。



 私のようやく、『逝ける』。



 あの子に。



 あの子の元へ。



 私の最愛のところへ……逢いに行けます。



 ありがとうございます……時蟲の少女。



 蘇芳の青年。



 貴方達の……大切な者をかつて奪いましたが。



 再びの死を代償に……少女の身体と記憶は戻るでしょう。



 再びの生を……大事に、最期まで。



 どうかどうか……幸せに。

次回はまた明日〜

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