若白髪はお金持ちにならない
私は学生時代から白髪があった。
その頃は、ちらほらあるだけで気にならなかった。
30代の今の私は、染めないと白髪が目立って気になっていられないほどになってしまった。
歳を重ねていくとは、こういうことだと思う。
お金はかかるが、3ヶ月に1回くらいのペースで美容室へ白髪染めに行っている。
それで悩みが1つ消えるのなら、安いと思う。
自分で染めるとお風呂掃除が大変だし、染めても色が抜けて、1週間持たないのだ。
美容室だとしっかり染まるし、人に髪を洗ってもらうのが気持ち良くて、たまに行きたくなるのだ。
髪はプールの塩素で痛むのか、レッスン後のシャワーの回数が多くて痛むのか、どちらもだろうか。
面倒くさくて、生乾きも良くないよな。
仕事は時間に追われる。
髪の毛の生乾きはよくあること。
仕事を辞めれば解決するだろうか。
いや何をしても、この白髪とはこれからずっとの付き合いだろうな。
諦めが肝心だよな。
一度染めずに放置してみたが、周りからの声が多くて、やはり染めずにはいられなくなってしまう。
友達からは「大丈夫?疲れてる?」と変な心配されて。
仕事仲間からは「なんか苦労してる?」と家のこと聞かれて。
旦那からは「初雪が観測されました!」といじられて。
次の日には「雪が積もってますよ!」とさらにいじってくる始末だ。
私の白髪は遺伝だ。
私の両親はどちらも白髪たっぷり。
だけど、実家の我が家はそれほど裕福ではない。普通だ。
車は軽自動車だし、食べ物も高級なものは一切出てこない。
だから、私は寿司が苦手なのだ。
美味しくない。
安い食べ物が良く口に合う。
合ってしまうんだな。美味しいんだな。
若白髪はお金持ちにはなれないと思う。
逆に私の場合は定期的に染めに行くので、お金がかかる。
マイナスだよ、若白髪は。
そして、お財布はマイナスになるが、頭に積もった雪をリセットするために髪を染めに行こうと思う。
気分はプラスになるから、プラスマイナス0だな。
プラスマイナス0がなんだか、私らしい気がする。