設定・用語解説 ※微ネタバレ注意※
プロローグとほとんど被ってますが、オリジナルの単語等や人物等をまとめようと思います。
また、これからもオリジナルの単語が出てきた際、ご指摘いただければ、こちらに解説を載せようと思います。よろしくお願いします。
本作の世界観について。
この地球は異世界の大魔王パラレルによって創られたものです。
パラレルはあらゆる条件における宇宙の変化を観測する存在であり、そのために数多の世界を創っています。
彼の手助けをするため、巨大な恒星にはそれぞれの地域を観測する『上位観測者』が存在します。作中では『上位神』とも言われています。
彼らはそれぞれの惑星や規模の小さな恒星に自らの眷属、『観測者』を置き、その星の観測と報告を任せています。
観測者は主に、力を使わずその星を観測するか、または力を用いて意図的に自然現象等を起こしてその後の様子を観測します。そして手に入れた情報を上位観測者に報告するのが、各惑星の観測者の役割です。
上位観測者=上位神
観測者=神
『権利』
本作における権利とは、この地球において用いられる魔法の核となる部分です。
そもそも本作における異能の力は、パラレルがそれぞれの星において意図的に変化をもたらすために与えたものであり、魔法含めこれらの力は全人類が使えるようなものではありません。本来は上位観測者しか持っていないものです。
しかしそれでは惑星における変化を作り出しづらいため、各上位観測者が眷属である観測者に与えるのが、『権利』です。
上位観測者は任意で観測者の力の行使を止めさせることができ、そもそも権利を与えないこともできます。
また、観測者たちがあまりに目に余る権利の使い方をしていた場合、その惑星の方に被害を与えることもできます。
そのため観測者たちは上位観測者の目に留まらないよう慎重に権利を使っていることが多いです。
『魔法』
前述したとおり魔法は上位観測者から与えられる権利の力ですが、物語に登場する化生や魔王が扱う力は、さらに下の観測者から与えられるものです。
ただし、観測者が用いるのはあくまでも権利の力であり、魔法の源泉に当たるものです。そのため観測者は化生や魔王が魔法の行使を妨害することもできます。
『自然力』
化生や魔王が魔法を行使するうえで必要な力の源です。自然力には属性があり、地天海などを筆頭に、様々な属性が登場します。
化生や魔王は体内でこれを生成する器官をもっており、人間にはこれを扱うことは出来ません。
質量保存の法則ガン無視物質ですが、ほぼ全てパラレルさんから発生しています。
『魔力』
人類が行使することのできる力です。魔力には属性が存在せず、特殊な機械を用いることで身体強化や運動量増加などの魔法を発動させます。
これは化生や魔王が使った魔法から、太陽光に含まれる自然力を分解する光によって生成されます。
『融合力』
自然力は本来水と油のように混ざらない性質を持っていますが、間に魔力を挟んだり、自然力を生成する器官に干渉したりすることでこれを混ぜ合わせ作り出す強力な力の源です。
後述の方法は化生、または魔王が二人以上必要で、かつ特別な繋がりがなければ出来ません。
この力は自然力よりも感覚的に操ることができ、より大きな力を引き出すことができます。
『魔王』
人類や生物に被害を与えるために観測者が作り出した眷属であり、自然力を用いて戦ったり、己の異能を用いて被害を拡大させたりします。
『化生』
魔王に対抗するために観測者が作り出した眷属であり、自然力を用いて魔王と戦います。化生は「魔王に対抗する」という性質状、魔王が出現しなければ登場しません。
主に人類の味方として出現することが多いです。
上記からも分かる通り、化生と魔王に本質的な違いはありません。ただ人類が利益になるか、害になるかを判断してそう呼んでいるだけです。
『神域』
字のごとく、神のいる領域です。神とは本作では太陽系の観測者を指し、主に地球の観測者がこれに当たります。
しかしこの世界の主であるパラレルが考える神はただ一柱しか存在しません。
神域は観測者が自由に権利の力を扱うことのできる領域です。
地球を例に挙げると、地球そのものとも言える権利をそのまま行使すれば、当然地球は致命的な被害を受けます。地球が損傷することは観測者自信も害しかねません。
そこで生み出したのが神域であり、神域は地球を再現したものです。観測者たちはこの内側から世界を観測することが多いです。
ただし、魔王や化生を創造する場合には神域の外に出る必要があります。
観測者はあまりに力が強大なので、その場に存在するだけで被害を出しかねません。そのため観測者たちは神域の外に出るときにはその力を大きく抑制するのです。
神域はあくまでも地球を観測するためだけの場所であり、神域の内側から地球に干渉することは出来ません。
~人物紹介~
『チャンクー』
本作の主人公であり、地の属性を持った化生です。チャンクーは人型であり、生まれながらにして高い戦闘センスを持っています。しかし魔法の扱いは完璧ではなく、作中で徐々に身に着けていきます。
彼の魔法は精度と繊細さに優れ、耐久力の高いキャラクターです。
『ジダオ』
本作のサブ主人公であり、天の属性を持った化生です。ジダオはオオカミ型であり、生まれながらにして高い索敵能力を持っています。チャンクー同様魔法の扱いは作中で身に着けていくことになります。
彼の魔法は威力に優れていて、消費の激しい短期決戦型のキャラクターです。
『蝗魔王』
バッタを操り、蝗害を引き起こす魔王です。人型に腕を増やしたような外見をしており、第一章アフリカ編の強力な敵キャラとして登場します。
チャンクーやジダオよりも長い時を生きており、高い戦闘技術を持っています。特に人型の特徴を活かした格闘に秀でています。
『魃魔王』
気温や日差しを操り、旱魃を引き起こす魔王です。異形の外見をしており、蝗魔王と同じく第一章の強力な敵キャラとして登場します。
蝗魔王同様高い戦闘技術を持っており、特に魔法の操作に秀でています。
その他様々なキャラクターが登場しますが、ここで解説するよりも本文を読んでいただく方がより楽しめるかと思います。
本作では分かりづらい固有名詞が多数登場するので、ぜひこの用語解説を活用してください。
また、分かりづらい単語等ご指摘いただければ、随時こちらに解説を追加していこうと思います。
それでは本作をお楽しみください!