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【書籍化】小さな転生貴族、異世界でスローライフをはじめました  作者: 福音希望
第五章 小さな転生貴族は王都に行く 【少年編4】
118/618

5-11 小さな転生貴族は盗賊と戦う 1

100話、到達です。


「【身体強化】」


 全身に魔力を循環させ、身体が軽くなる。


(パッ)

「「「「「っ⁉」」」」」


 俺の姿がいきなり消えたことに盗賊達が驚く。

 素早く動いただけだが、あまりに速くて消えたように見えたのだろう。


「後ろだっ」


 だが、流石にリーダーはついてこれたようだ。

 俺の姿を視認して、即座に部下に指示を出す。

 だが、既に遅い。


(((ドサッ)))


 後方の三人が力なく倒れる。

 腹部の衝撃のせいで吐いてしまった。

 汚いな。


「「「「「っ⁉」」」」」


 仲間がやられたことに盗賊達は慄く。

 この程度で驚かれても困るのだが・・・・・・

 本来なら、この倍の人数はやりたかった。

 だが、流石に右腕だけではこの人数が限界だった。

 近接戦闘ではいくらなんでも無謀だな。


「【土縛サンドロック】」


 地面に魔力を流す。

 うねうねと地面が動き、盗賊達の足に絡みつく。


「な、なんだっ⁉」

「きもちわりぃっ!」


 いきなり生き物みたいに絡みつかれ、阿鼻叫喚な状況になる。

 男達の野太い──いや、そもそも女性の叫び声すら聞きたくもないので、静かにしてもらおう。


「【クラッシュ】」


 魔力を操作し、地面を圧縮する。


「「「「「ぎゃあああああああっ」」」」」


 足の骨を潰された盗賊達が悲鳴を上げる。

 どんな痛みなのか想像できない。

 あまりの痛みに全員が白目をむいて気絶してしまった。


「っ⁉」


 左右から気配を感じ、俺は即座に上体を逸らす。


((ヒュンッ))


 先程まで顔があった位置に何かが通った。

 そのままだったら、頭と胴体がおさらばしていただろう。


「ちっ、避けられたか」

「どうやら魔力感知も得意なようだ」


 少し離れたところから話し声が聞こえてくる。

 俺を挟んで左右に二人の男が現れた。

 背格好がよく似ており、顔もよく似ていた。

 双子だろうか?








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