前説 セバスと申します。
昔、昔、遥か遠い昔
まだ人間達が鎧を着てた中世の時代である。
皆さん、はじめまして。わたくし、この物語のナレーションを勤めるセバスでございます。
んん? お歳ですか? それは、皆さんの想像でお願いします。
さて、皆さんはこの童話をご存知でしょうか。
『金の斧銀の斧』
よく小さい頃一度は読んだ事があるでしょう。わたくしも幼い頃よく母に読んでもらっていました。
とあるキコリが、あやまって自分の斧を湖に落とし、困っていたキコリの目の前に湖の女神が現れ
キコリにこう言いましたね
「あなたの落とした斧は、この金の斧ですか?それともこの銀の斧ですか?」
素直なキコリは
「いいえ、わたくしの落とした斧は、金の斧でも銀の斧でもありません。ボロボロで錆びた古い斧でございます」
素直に答えたキコリを見て、女神はキコリに金の斧銀の斧とキコリの落とした斧三本の斧を授け、キコリは幸せに暮らしました。でしたね。
しかし、皆さんはこう考えた事がありませんか
その、
金の斧、銀の斧その後どうなったのかを。色々な説がありますがそれは、真かどうかはわかりません。
その後、素直なキコリが素直に湖の女神に返した、またある説は、どこかの大盗賊に盗まれた、またまたある説は、金の斧、銀の斧は、世界に売り飛ばされ誰かのどこかに、放たれた、そしてその金の斧は邪悪な力をもっており、戦、大災害、天変地異を起こすといわれ封印された、だが、銀の斧は色々な伝染病や貧しい人々を救う力があり、世界は平和をもたらした。
あくまで、これは個人の妄想やわたくしの想像ですが。
この物語は、"金の斧銀の斧"のその後どうなったのかのファンタジーである。
さあ、"金の斧銀の斧"を捜す少年に会いに行きましょう!!