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反芻する呟き

すきだ,

とつぶやくことができる。諳んじることも,できる。

すきだ,

は,そのままどこかふわふわとどこかにとんでいってしまいそうでもあり,けれどたしかにそこにあって,いいえ,むしろいったそばからここにあって,つぶやいたあとの世界とそのまえとで明確に世界がセパレートされてしまう/

/わたしたちは厳密な意味では拘束されておらず,しかしてできないことは,いま,この瞬間とこの空間とこの空気を,すきだ,ということばにぎゅうぎゅうにおしこんで,それを中央郵便局から送り出すことである。これははじまりですね,そうかな,まだはじまっていないとおもうな,わたしは,ここから,これから,

すきだ,

をあたためよう,拘束されぬがゆえに,反芻して,咀嚼する,なんども,いくどでも。

2013年 02月23日 13時00分

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