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-骸鐵屍骨-タフネス伝記  作者: 純悪性
2/3

【2話 英雄譚の戦士】

歴史上一番の活躍をした兵士の一人には,

葦原腐麻と言う英霊の名前が列伝,歴史に

記述されている。


だがしかし英霊ではなく英雄,生きて帰った存在

なのだ,あまりにも規格外故に死を載せなくては

釣り合わないとされるほどの存在だったんだ。


「あぁぁ!俺は不死身の葦原だぁ!」


解剖学的な三十の表情筋と幾何学的な

観点から見たあらゆるジャンルの骨格から

見てもそれは異質と言えよう顔面の豹変,

何かに置き換えて表現しようも無く。


一番近しいものは阿修羅や龍や鬼であろう,

あまりにも禍々しく,見るだけで対象は畏怖して

頭が真っ白になる上に,尖った犬歯はまるで

日本刀の様な切れ味を持ちバイティングだけで

幾千人の頸動脈を抉り即死させて来た

葦原さん。


「あがぁぁぁ!」


腹を刺されて死にかけたって何の意味も無く,

頭だけになっても噛み付いて戦う覚悟は,

物凄い。


「はぁっはぁっはぁっくくく,かかってこいや」


ギニャア。


口が裂けんばかりに笑顔で真っ黒,赤く光り

漏れ出る眼光,オーラは,対象は悪魔を

見せる。


「戦争用戦闘改造生体兵器のトラが5匹やと?

たかがそんくらいが俺に勝てると思うなよ!」


まるで戦車砲撃の様な引っ掻きを出来る,

0.8トン,全長4.2mの怪物を一周する。


「可哀想に,脳を改造されて恐怖すら感じれぬ

痛みすら感じれぬ電磁周波から遠隔操作を

カメラ越しにしているのか,貴様らを

無傷で倒してやる」


瞬間的に更に恐怖の度合いを高める。


「グルルゥ」


「鳴くな子猫!」


ビク!毛は逆立ち本能がこいつから死を

ひしひしと感じていた,やばい我々は

子猫,掌で遊ばれる塵芥なのだと。


「ニャア」


「よしよし,うちの避難待機地域に行け,

南に500mだ,貴様らについている

死んだ際に爆発する装置は解除して

筋肉内部に埋め込まれたGPSを

殺気をサーチしてうまく傷つかない

痛みすら与えず抜き取り遠隔操作する

頭蓋に埋め込まれた機器もとった,

死体から剥ぎ取った皮とぐしゃぐしゃにした

血で仲間にお前らがもう大丈夫だって書いた

から行きなさい」


こうして5匹は仲間になって避難した。


「ワシはなぁ,動物が大好きなんじゃ,

それはワイの命を上げても良い位には,

貴様らは我を怒らせた,何が軍隊だ?

核を幾億,戦車を幾兆,銃火器人間は幾京,

お前ら国家如きが俺に勝てると思うんじゃ

ねぇ!」


そこからは単なる殲滅の繰り返し作業で

あった,数万人単位の大群を正面から1人で

倒して,アサルトもロケランも避けてなんなら

喰らう。


「死ねや雑魚国家がぁぁぁ」

「ギニャァァァァ」


あらゆる物理ベクトルが無効化されてなきゃ

あり得ないと言うほどに高い実力と耐久性は,

まさに英雄譚の戦士の様だった。


植民地化されて居た他国はかの英雄を

標的にして他国が一致団結して支配が

一時的に無くなることから戦神として

崇拝されて崇めたて祀られるほどに。


国家は悲鳴をあげ兵士達は慟哭して恐怖する。


「このワンアーミーなんの策略も戦略も

なく何なんだ!」


防弾ジョッキもヘルメットも破壊されて,

体には数えきれないほど負傷して,医学的には

死がも戦意が一切衰えない負傷しても戦意

が一切衰えない,悪魔だと血塗れの魔王とまで

称された。


最新の兵器による銃火器の連射を脳天に

ぶち込まれ,死など当たり前,死んだ後も,

死んだ後に死んだ後(輪廻転生して新たな世に

生まれ変わる事)も全てを捨てる覚悟の

怪物には無駄無駄無駄。


機関銃も砲弾すら効かず,常人なら

死ぬ様なことすら軽傷として度重なる

軽傷?を受けながら血を浴び回復して,

銃剣を持つ鍛えてあげられた兵隊100人に

グサグサさされながら拳対武器で殺戮しつくし。


国家の捕虜となった仲間を助け出す際は,

兵隊を無慈悲に皆殺しにしてエンジン部を自分

諸共爆発させて大量の死者を出し注目を

集めて皮膚を100%燃やしながら脂肪が

溶けて視力を失くしかけ,四肢は取れかけのまま,無尽蔵の体力に物を言わせ82人の生者,

尋問により身体を欠損させられたやつら25人,125人の戦死者,を抱えて心臓や内蔵を

含めて526ヶ所に穴を開けられながら,

首が折れても,100死ぬ感染病にかかりながら,

自陣に持ち帰った。


仲間に風邪をうつさない様テコの原理すら

使えない状態で。


中には仲間にはこんな奴らが居た。


「この戦いが終われば真弓と結婚すんだ」

「おう康二!お前さんは良いやつだからな!

結婚して妻を支えてやれよ!」


その後普通に戦闘区域で葦原さんが無双して

康二生還する。


他には倒れた仲間が「大丈夫、ちょっと休めばすぐに元気になるから」。


そんな事を言った奴を放っておいたって,

不治の病の奴すらなんか知らないが闘気に

火照り病気は加護を受けたが如く不死鳥が

如く超回復して戦線復帰して大活躍する

様になり列伝に残る全ての兵士が葦原さんと

釜の飯を囲った盟友なのだ。


だが敵さんは。


「(くっくっく,死体の中で死んだふりを見破れる

奴なんざいねグハ)」

「ありゃなんか今踏んだな,まぁいっか」


っとこの様に仲間にいるだけで味方がどんだけ

どんな死亡フラグを建ようが死なないと言う,

味方側からしたら100死ぬ不治の病すら

治る絶対の生存フラグであり,敵からしたら

どんな生存フラグを建てたとしても無駄,

遭遇したら絶対の死亡フラグと言う戦場の

悪魔であった。


こんな幾つものあり得ない伝説を成し遂げて

来たんだ,当たり前なんだが死んだとして

あった方が良いに決まって居る。


意識維持,精神崩壊や意識が刈り取られず

痛みに狂わない正真正銘の化け物タフネス。


「俺は不死身の葦原だぁ!」


戦争をほぼ一人で決着させたのだった。


遡る過去から現代に戻る。


「今ワイは崖っぷちって言いたいんか?」


「実際崖だぜ傭兵さん」


現在戦闘中のやつは予想以上に強い。


「白兵戦の猛者,久々に武器なんか持ったぜ,

まぁクワをちゃんとした武器なんて言って

良いものか分からないんだが」


「貴様は我の西洋楯槍なんだが,貴様何故そんな

軽装だけでやり合えてるのか分からん」


「俺は戦争時代は土や死体すら武器にしたんだ,

5流は武器を知り,4流は個々の武器に特化

実践する,3流はあらゆる武器を完璧に使える。

2流は武器以外のトランプやワイヤーや環境

利用して武器化出来る,1流は全てを武器に

出来る,貴様は超1流の相手に喧嘩売ってんの」


「は!じゃあワシは4流かね?」


「そうだろうな」


「ならやってみろ!」


次の瞬間更に白兵戦は烈火を極める。


「ハァ!」


「ふん」


秒間に数億の刺突が飛び交う。


「楯!」


「何ぃ⁉︎」


素手に武器術を組み込み対象が行う技術を

模倣する,もはや敵が使う技術の120%の

素手格闘技に応用した拳とクワの乱打は,

異次元の打突を見せる。


「ギィさっきまでは手加減かねぇ⁉︎」


「はぁ⁉︎違うぜ私は手加減はしてない,貴様の

高い実力に苦戦はしていた,だがなぁ貴様は

間違えたんだよ,選択肢を」


「何⁉︎」


「お前がもし仮に貴様の得手で押し切って居たら,遊びは喧嘩に変わって居たよ」


「遊びに苦戦だぐ」


頭をペシャンコにされる鈍い音が鳴る。


「遊びには楽しく苦戦を与えてくれた,

ありがとうな」


等しく皆が屠り去られた,だがこいつは違った。


「がぐが」


「ほう,まだ足を引っ張るか」


「俺には家族が居る,あいする家族が,

だからお前を倒して懸賞金を」


「こっちだって大変なんだよ,頭は

ペシャンコ,間違いなく死は免れない,

足掻いて苦痛をおうのは俺だけで十分」


「黙れよ!」


瞬間槍をアキレス腱に刺す。


「チィ最後まで面倒な事しやがって」


「一緒に死のうや」


「な⁉︎」


次の瞬間,葦原さんのきれてない足を掴み崖っぷちから飛び降りた。


「30m,貴様死んだぞ」


「ははは!覚悟など既にできている」


「天晴れ!」


すると葦原さんはやつを下に崖下の岩に激突する,2人の体重をモロに上衝撃を受けた身体は

爆散,ハラワタは飛び出て脳髄も露出,心臓に

岩が突き刺さり,腹には風穴が空き下半身が

繋がってるのが奇跡なほど,片腕両脚は切れた。


「(あぁ,夏菜子,チヨ,ごめん,お金を稼ぐって

言ったのに)」


残った腕で千切れかけの首に掛かったペンダントの家族写真をまだ視力がある右目で見る。


「貴様の生命は名誉のために我の手で屠ってやる,シャア!」


プシュんと頭が吹き飛ぶと完全に事切れた,

やつは最後まで笑って居た。


「、、、私も鍛え直さねばな」


こうして新たなタフネスを見た葦原さんは

更なる成長をするのだった。


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