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奥さまは諜報員

作者: 知希千喜

「ドン!」

庭園で、蟻の行列をしゃがんで眺めていたら

いきなり後ろから足で蹴られてうつ伏せに倒れ込んでしまった。

低い庭木の脇で、人がいない場所だったのにいつの間にかそこに誰かがやって来ていたようだ。

一応、加減はしたのか軽く蹴られただけだが、前には倒れる。昨日の雨で土はまだ柔らかく、ドレスが泥んこになってしまった。


咄嗟に両ひじを着いたので、蟻を犠牲にすることがなくて安心していたら頭上に影が射した。

見上げると、逆光になってはいたが身なりのいい男の子がドヤ顔で腕を組んで立っていた。

顔には歪んだ笑みを浮かべて。


「おい!おまえ。ここで何してたんだ?オレは蟻が嫌いなんだよ。そんなもの見るに値しないさ。気持ち悪い。」


何してたんだ?って?蟻って言ってる段階で、私が蟻を見ていたってわかるだろうに。

泣くと思っていたのか?私が泣かずにじっと見つめ返すものだから、スッキリしなかったのか苛立ちが見え始めた。後ろ側に数人の身なりのいい男の子たちもいた。


泣かない私に興味を無くしたのか、

「チッ!」

っと舌打ちを残して、人の居る方へ向かって行った。

私、見た目はか弱そうな五歳の幼女なのだけれど

弱いものいじめが趣味なの?誰?

中身?中身は父に似た豪胆なお転婆娘。絶対泣かない。


これくらいでは泣いたりしない。それよりも蟻さんたちが無事で良かった。私は辺境伯の長女。社交シーズンに入ったから辺境から母と一緒にタウンハウスに滞在している。

今日は王妃様主催の親と子供達のお茶会。

王子様たちと貴族の子供との交流が目的だけど、私は全く興味がない。虫や生き物、お菓子を愛でる方が楽しいから。


ドレスの前面が泥だらけ。ひじもちょっと痛くなってきた。物心ついた頃から辺境伯邸の庭や近くの森を走り回り、騎士見習いに混ざって鍛練もどきに夢中になった。

見守る担当騎士には感謝しかない。


とにかく、体力がなければ見習いの真似すら無理。

三つ上の兄の後ろをつきまとって嫌がられてはいる。でも、受け身が身に付いていたのか顔が無事で良かった。母が気絶してしまうところだった。外見は母に似て可愛いらしい。


「命に関わることだけはしてはいけない!

顔は絶対に傷つけないこと。」


辺境伯である父は、意味がわかるようになった頃の私に言った。なので剣術は大きくなってからにした。


私にはなりたいものがある。五歳にして夢がある。

国境を守る大柄の辺境伯騎士団員たちを見て育ってきた。騎士になりたいわけではないけれど、父には騎士みたいに強くなりたい!と言って体力をつけたいがために鍛練もどき?に励んできた。タイカンというのも大事らしい。


本当になりたいものは、まだ父や母には秘密だ。

兄にはなんとなく?バレているようだけど。


「気配を消す方法をこっそり教えて欲しい!」


とお願いしたら、兄にもまだ無理らしくてあきらめた。

屋敷で気配を消すのが仕事みたいな執事のセバスチャンを密かに観察している。


話を戻そう。

泥だらけの私は、庭に居るはずの母を探した。

視力強化も訓練のうちだと、訓練場で教えを乞うてはいるが子供の視力は成長過程なのでいまいち成果はない。

訓練は続けるけども。

母…いた!このまま無表情でそばに行くのはNG、泣きながらも無理。う~んと念力を送っていたら誰かがそばに来た。


「ここで何をしているの?」


優しい声が降ってきた。振り向いて見上げると背の高い綺麗な人がそこにいた。ま、ま…ぶしい!

光を放つことはないと頭ではわかっているのに目の前のこの方の顔面が眩しくてまともに見られない。

眉をひそめてしまったからか?


「どこかケガをしているのかい?大丈夫かな?

ひじを擦りむいているじゃないか!転んでしまったようだね。泣かずにえらいね。医務室へ行こうか。」


言ったか言わずかの間に、ひょいと抱き上げられた。

汚れが目立たない抱き方に優しさを感じる。

その方の着ている真っ白な服を汚してしまうと泣きそうになった。


「大丈夫だよ!すぐに手当てしようね。

名前を教えてくれるかな?連絡だけはしなくてはね?」

優しく微笑んでくれた。


「私の名前は、ミリアム・ロバストです。お母様と一緒に来ました。」


「ちゃんと言えてえらいね。ではロバスト辺境伯夫人には伝えておこう。」

後ろに控えていた方に目で合図を送ったみたいで、サッとその場からいなくなった。ロバストで辺境伯だとすぐにわかるのにも驚いた。


そう言えば、逆光でよく見えなかったけれどあの嫌なヤツが着ていたものと似たものを着ている?

この優しい方はいったい誰なんだろう?それにしても、抱きかかえられているから顔が近い。

ちらっと見上げると、銀色の髪に紫色の瞳。

その瞳と目が合った。熱い、頬が熱い。顔から火がでそうとはこの事か?と両手で顔を覆ったら


「我慢出来ないよね!ごめんね。」


と小走りになりながら王宮の医務室へと急いでくれた。

痛いのはなぜか私の小さな胸。

もしかしてこれが初恋?一目惚れなの?


医務室で王宮医に手当てをしてもらった。

両ひじを消毒、砂片が入っていると良くないからと洗い流した後消毒液でごしごし擦られた時は痛かった。

泣かないしドヤ顔になってた?固まらせてしまい申し訳ない。綺麗な人は側でそっと見ててくれた。


母とわが家の侍女が到着して、両ひじの包帯に一瞬怯えたように見えたが、さすが淑女。

私の本性も知っているから動じなかった。


「殿下にご挨拶申し上げます。ロバスト辺境伯の妻

エミリア・ロバストと申します。この度は娘がご迷惑をおかけしてしまい大変申し訳ございません。

王妃様には伝えて頂きましたので、これでお暇いたします。」


最高位のカーテシーをした母は…なんて?

殿下?殿下?で…んか?

呆けていると、侍女がさっと私を搔き抱いて母の後をついて歩く。抱かれ心地は…悪くはないが善くもない。

わが家の使用人はほぼと言っていいほど男女問わずマッチョなのだ。女性の使用人は細マッチョ。たしかに安定感はすごいのだが。

殿下と呼ばれたあの方の胸は、トキメキと言うブランケットに包まれていた感であふれていた。


馬車に乗り込んですぐ、見送りに後を追って来てくださっていたのだろう殿下からお詫びをされてしまった。


「先ほど報告があったのだが、ミリアム嬢がケガをしたのは人為的なものだったのだと知った。王宮で起きたことは私にも責任がある。ショックも痛みもあるだろう。

大変申し訳なかった。あらためてまた詫びる機会を頂戴したいと思っている。」


「殿下のお気持ちに感謝いたしますわ。夫にも伝えます。」


母の返答を最後にして、馬車はタウンハウスへと向かった。見た目が儚い母は、中身はしたたかな所がある。

王宮と殿下の組み合わせに混乱していたのだろう。

無表情がちょっと怖い。

侍女が、動く馬車の中で私の着替えをする。

汚れたままは嫌だからしかたがない。一応令嬢なのだから。


馬車の中で、後ろからいきなり蹴られて倒れたと話をした。知らない男の子とその側には数人同じくらいの男の子がいたこと。先ほどの殿下と同じような白い服を着ていたことを伝えたら、その殿下とは王弟殿下であり蹴ってきたヤツは第二王子だと教えてもらった。

ヤツと呼んだら不敬だとは知りつつも、あれはヤツでいいだろう、声に出さなければ。


王弟殿下は18歳、ヤツは10歳と聞かされた。

ヤツめ!やることがガキ大将としか思えないな。

取り巻きもいたな。今度会ったらギャフン…だ…な…?

おっと!母の目がまたまた怖い。口に出してた?


後日ひじの包帯も取れた頃、王弟殿下自ら陛下からの書簡を持って来てくださった。第二王子とその取り巻きは

あの後も横暴な態度をとっていたらしく、王妃様がしつらえたお茶会の真実は王子妃候補を選ぶためだったのに、アレだった為に評判も好感度も人気もパン屑程しか残ってなかった。

逆に、王太子様の人気は揺るがないものとなり公爵令嬢との雰囲気が甘いものだったと噂されている。

遠目にしか見たことないけれど王太子様は穏やかで芯の強い優しい方だと言われている。

近いうちに嬉しいお知らせもありそうだ。王家バンザイ!


私はあれから、時々心配してわが家を訪れてくれる王弟殿下に可愛がってもらっている。年の差があるのでたぶん妹枠?瞳に熱がないのが悲しい。

五歳でも乙女ですもの、届かない想いはもどかしい。


第二王子がスペアの資格無しと判断されたからなのか、

王弟殿下は、王太子様が結婚して後継ぎをもうけるまでは結婚しないと決めているそうだ。

私にも、チャンスはある!やりたいこともやれそう。

なりたいものにもなれてから、猛烈アピールすればこの初恋は叶うかもしれない。

相手がいると、願いの方も叶いやすくなるかも。


ひじの傷が完治した頃、王家の料理人が作った私好みのレモンケーキを携えて訪れた王弟殿下に五歳児が告白した。

「殿下のことが大好きなので10年後に求婚します!」

早い者勝ちでしょ?言ったもん勝ち?


「突然だね!その頃の私はおじさんだけどいいのかな?10年後にその好きの意味がお互い同じものになれていたら

もう一度求婚してくれたら嬉しいよ。」


ちょっと五歳にはわからない答えだったけれど、

一文字一句記憶に刻んだ。


「初恋は実らないぞ!」

いつの間にか辺境からやって来た兄が言ってきたから、嫌みを言う男は嫌われるよ?と言い返したら

初恋相手に、辺境伯とその子息は熊の親子だと好意を拒否られ失恋した記憶を持つ兄はしょんぼりしてしまった。

父は疑いもなく熊モードなのは間違いないが、兄はそうではない。将来に熊を見たのか?縁がなかった人だと思う。私もそんな人は嫌だもの。


嫌と言えば、第二王子様。

傲慢な性格と暴虐な態度を戒めるために、

取り巻き共々害獣討伐隊の最前線にポイっと放り込まれたら三日もたずに根をあげて、大反省しておとなしくなった…とか?後が無いらしいから根性入れ換えてくれていたらいいな。


王弟殿下とは、手紙のやりとりやお茶会に呼ばれたりと

時々お会いすることがあった。

学園に入学したり、夢を叶えるために独自の訓練を始めたりして後半は会えない日々が続いた。


私が目指したのは『諜報員』。特に情報の諜報とその解読並びに分析と応用。訓練して身体を張って国の辺境を護るのを見てきたのもあるが、

頭脳をフル回転しながら探り合いの情報戦略でわが領地を、ましてや国を護ることも大事だと五歳の時に気がついたから。


筋肉はつけないこと。柔軟性が必要。

もともと耳が良かった私だからこそ、聞くことが見えない武器。気配を消す訓練はマスター出来た!

護身術もなんとかいける。骨太が遺伝してなくて本当に良かった。サンドバッグに手と足の指を素早く叩き付ける訓練は、つま先と指先の感覚を鍛え武器となった。

でこぼこさえあれば、壁が素手でのぼれる。

つま先で静かに移動できるから気配も音もたてずに移動。バク転も出来るので瞬時に後方のまさかそこには居ないはず的な場所まで移動。

忍びのコスチュームも、隠れたい場所用に何枚も作った。壁や家具に同調できるのはプロフェッショナルの成せる技だ。学園内部は諜報活動の訓練にも適している。


実は、賛同してくれた父が紹介してくれた人が、影を引退して図書館の司書をしていた。

命に関わることと怪我をしなければ諜報活動のお許しが出たから従事できた。

諜報活動には、気配を消すために食生活にも制限があるし胃腸が丈夫でなくてはいけない。

言わずもがな、体臭を存在させたりお腹を壊すことは

大前提で資格なし。

戦闘は、他の人に担ってもらい私は気配を消して聞き耳を立てる仕事を全うする。


見た目はかよわき学生の令嬢、中身はワイルド諜報員!

母と同じ黒髪黒目の私は、夜の暗闇に紛れ込めるので仕事がしやすい。学生たちの噂や美辞麗句、誹謗中傷、ため息とともに放つ愚痴、興奮して漏らす秘密、空き教室でゴニョゴニョな出来事などもちゃんと聞き耳モード発動。

本家本元の『影』の人達にも遭遇した。

あちらは全身真っ黒けスタイルなのでドキドキする。

存在は認知済みなので敵認定はされてはいない。


今日も図書館へ行き、司書…じゃなくて師匠に報告。

誰もいない廊下で、一人の女子生徒が先生に横恋慕して

奥さんを嵌めようとする計画をつぶやいていたから

師匠に学園長と繋ぎを取ってもらって遠い別の学校へ

転勤してもらった。消えたことにして、奥さんも連れて。

もちろん令嬢の悔しがる姿も確認は怠らない。

『次に消えるのは貴女かもしれない!』と怪文書を

カバンに入れた。


空き教室で悪さをしている生徒たちには、火の玉攻撃でビビらせてあげた。天井にひっついた私がぶら下げた炎がそれに見えるから悲鳴をあげて逃げ出した。

『いつでも貴方を見ていますよ!』

と書いたメッセージをそれぞれのカバンに入れた。


時々師匠が手配してくれて、本家本元からの指導が入る。これまた難易度が高かったり高度な技術を要するものだったりでとても勉強になる。

私が諜報員活動をしているのは、夢だったからと役に立ちたかったから。学生の期間だけと一応決めている。

やはり、現実外の世界では危険を伴うから。


もし、次の夢が叶う時には誰かのためではなくて

大切な人のために生きていく覚悟に変換しないといけない。父の許しではなくなるし、自分を大切にもしたい。

知ることで、誰かを何かを護れるならそれだけは続けていきたい。


そうそう、偶然かどうかわからなかったけれど

この前師匠と一緒に、王宮に諜報に入った。

腕が鈍っていないのはすごい。師匠は見た目はおじいちゃんなのに。最終訓練と言っていたがそろそろ卒業が近いからかな。王宮って『影』任務の人が王族に着いたり主要部に潜んだりしているのだけれど、真っ黒で。

からくりって、あらかじめ作られていたことに驚いた。

あれがなければ、パッとしてチャっとなって、ああなってこうなって…。ここからは口に出せず。


とある場所に手引きされ、天井裏に潜んでいると

隠し穴なら光が漏れて覗くとそこには…。

汗もかかない訓練をしたはずなのに汗と緊張とドキドキで気配を消せなくなってしまった。

こっちを見上げる人は…愛しの王弟殿下。


誰?仕組まれたの?

誰?仕組んだの。


意味深な微笑みを向けて、部屋を去って行った。

良かった。もう、王宮はこりごりよ?


と思っていたこともありました。


学園を卒業し、一世一代の求婚をするために

恐れ多くも王弟殿下を呼び出した。王宮怖いから。


「あれから10年、やっとこの日を迎えたね!

宣言した通り、私はおじさんになってしまったよ?

それでも君は私が好きなのかな?」


「はい!大好きです。」


「私も君が好きだよ!私の好きは『愛してる』という意味だ。君の好きの意味を教えて欲しいな。」


「私が貴方を好きな意味は、あの頃とは違っています。

『愛する』の意味が、まだ理解出来ていなかったことに気づいた瞬間から貴方を愛しています。殿下、いえ

ディアマンテ様、私と結婚してください!」


「あぁ~私から求婚したかったのに!

幾久しくお受けする。ミリアム・ロバスト嬢、

ミリィと呼んでいいかな?私も君しか愛せないことをここに誓う!『愛してる』」


ミッションは完了した。


二人はミリアムが16歳、王弟殿下が29歳になった年に盛大な結婚式を挙げた。


ミリアムの諜報活動は、危機回避、良いことみつけ

平和のためにこっそり続けている。

時々夫の執務室の天井裏で、影たちと交流したりもしている。市井に忍び、聞き耳モード発動も。

ミリアムの諜報活動が、王都の平和を少なからず守っている。


王太子様も婚約者が成人を迎え、結婚式を挙げてお二人の王子に恵まれた。心を入れ替えた第二王子と取り巻きたちが側近となって王太子様を支えていると聞いた。

いや、見に行った?覗きに行ってみたのが正解。

こちらはばれてはいない。


突然汗が止められず、食べるものの好みが変わってしまい諜報活動もこれまでなのか?と不安になったところ

調べてみたら妊娠してた!

王弟殿下からは、諜報無期限禁止命令が出されてしまった。気配を感じる能力が開花されたのか?妊娠の影響?

御本家さんたちの存在があちらこちらに。

やっぱり王宮怖い、いやすごい。


生まれる頃になると、陛下が退位して王太子様が王様になった。後継ぎの問題もないので王弟殿下は公爵に臣籍降下した。

なんと!頂いた公爵家の領地は辺境伯領の隣の広大な国営地だった。なかなか会えなかった両親とも頻繁に会えるようになった。公爵家の騎士団と辺境伯騎士団が合同で国境を護る訓練をするからか、益々護りが強固になった。平和な国が人々の幸せを作っていく。


生まれたのはとても元気な男の子だった。

ミリアムが「ハンサム」と自分に似た名前をつけたがったが

ディアマンテ様と兄が大反対した。身体能力は高いがミリアムにはセンスが無かった。

「デリアス」と名がついた。ホッとした。


しばらく経つと無期限諜報活動禁止が、一時的に解放された。

早速実家で諜報していたミリアムは、辺境伯を継いだ兄に呆れられて笑っていた。気づいたのは兄と執事だけだったので腕は鈍っていないらしい。

わが子の眠る部屋も隠れて覗いていた。

人が見ていない場所でも優しい乳母に感動した。


「そろそろ、私だけの諜報員でいて欲しいんだが。」

と夫に言われて引退することにした。

危機が訪れた時は、復活すると約束をした。

家族を、領地を、領民たちを皆で守りたいから。


そんなラブラブな夫婦。天からずっと見ていた赤ちゃんたちが、平和を愛する二人の元へと次々に生まれてくることを今の二人は知らない。







初めての短編でした。楽しく書きました!

読んでくださりありがとうございました。


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