表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アラフォーモブの異世界奔走記  作者: オウレイ
5/12

私にも事情があるから巻き込まれてやろう

アリスがウルフたちをけん制しながら私の方へ声をかけてきた。


「さっきから私たちを覗き見してたのはわかってんのよ!覗き魔!」


酷い言われようだがここで出て行かなければやり過ごせるんじゃないか?

そう考えていたんだが、アリスは私が隠れている茂みに突っ込んできた。

ウルフたちはそのアリスを追いかけてくる。


「待て待て待て!私を巻き込むな!」


思わずそう叫んで慌てて茂みから飛び出る私。

アリスは私に気付いだ時点で私も巻き込もうとしていたのだろう。

そうじゃなければあんなに思い切ってこっちに突っ込んで来れない。

こうして私もウルフたちを追い払う羽目になってしまった。


「隠れてやり過ごそうとしたのかもしれないけどそうはいかないわ!」


「だからって無関係な人間を簡単に巻き込むのは人としてどうなんだ?」


「生き延びるためだったらなんだって巻き込むわよ!」


なんという迷惑系騎士。

でもまぁここで彼女を助ければ町に案内してもらえるかもしれない。

そう考えたら助けておいて損は無いか?


「よし、私にも事情があるから巻き込まれてやろう」


「何様よあなた!」


「見ての通り、通りすがりの旅人だ」


そう宣言するのを待っていたのか、たまたまなのかウルフたちが襲い掛かってきた。

向こうからしたら獲物が2匹に増えたという感覚なんだろうか?

そう簡単に喰われてやるつもりはないがな。


5頭のウルフのうち、4頭が私に1頭がアリスの方に。


「よし1対1なら」


アリスはそう意気込んでいるがせめて3頭は引き受けてほしい。

なぜ巻き込まれた私が4頭を引き受けなければならんのか。

おかしいだろ、理不尽だ。


私が世の理不尽を嘆いてもウルフたちは止まってくれない。

突進するスピードは先ほど仕留めたウサギ並みかあれより速い。

だがウサギと決定的に違うのは頭が良いところ。


常に4頭で連携を取り1頭が仕掛けて避けたところを2頭目が襲う。

それを捌いても3頭目4頭目が隙を突いてきて延々とそれを繰り返す。

最初はヒヤッとしたがループのリズムを乱してやればあっという間に連携は切れてしまう。

ウルフのやり口が分かれば捌きようもある。


こんなのよりよっぽど面倒な顧客を捌いたこともあるんだ。

何の取り柄もなかった私だが人並みに営業としてサラリーマンとして経験は積んできたつもりだ。




誰かが私たちの様子を覗いていたのは気付いていた。

こちらに手を出してくる様子もなかったから放っておいた。

でも私1人でマスカレードウルフ5頭を相手にしなきゃいけなくなったから思い切って巻き込んだ。


正直ちょっと悪かったとは思ってるわ。

でもそうしないと間違いなく私はここで終わってたの。

それで覗き魔の正体を暴いてみれば弱そうな冒険者。

大丈夫かしら?囮くらいになってくれれば、それだけで助かるんだけど。


見た目はいかにも弱そうなんだけど口調は偉そうであのマスカレードウルフを前にしても全く怖気づいてない。

何者なのかしら?

それより、あの男を巻き込めたことで私が生き残れる確率がグンと上がったわ。

なんとかしてベリンダとコニーが戻ってくるまで持たせないと。



私とベリンダ、コニー、ダリアの4人はカームヒルという町で育った幼馴染。

プレリミナス子爵家の長女として生まれた私と冒険者を両親に持つベリンダ、教会の新米助祭のコニーとハーフエルフのダリア。

元々遊び仲間だった私たちは何をするにも一緒だった。

街で遊んで怒られるのも、迷子の女の子のお母さんを探して褒められるのも、可愛がってた野良猫が亡くなって悲しいときもいつも一緒。


そんな私たちが冒険者になったきっかけは私の家出。

家出の理由は会ったこともない貴族との縁談。

貴族の家に生まれたから政略結婚は仕方ないと思ってたわ。

でも当時15歳の私と40過ぎたおっさん伯爵はいくらなんでもあんまりよ。

お父様より年上に嫁ぐなんて真っ平御免。

頭はハゲてて運動不足が極まったような体型で自分より弱いものに強く、自分より強い者には弱いっていう最低な男。

あんなのに嫁いだ日には何をされるか想像したくもない。


そんなことがあって15歳の頃に家を飛び出した私に冒険者になろうと誘ってくれたのはベリンダだった。

両親に憧れて冒険者を目指していたベリンダと助祭の修行として冒険者をすることになったコニー、ベリンダに巻き込まれた内気な魔術師見習いのダリア。

4人揃って冒険者になった私たちは『女神の祝福』というパーティを結成。

最初は薬草採取とか町の人たちのお手伝いをしながら少しずつ実績を積んでいったわ。



そうして冒険者になって3年目、私たちは冒険者の中でもちょっとは名の知れたパーティになっていた。

そんな私たちに冒険者ギルドからある依頼が持ち掛けられたの。

それはコロンバスの森の魔獣の調査。

ここ半年ほどで魔獣の数と種類が増加しているコロンバスの森の生態を調べてほしいという内容だった。


大物の討伐などでもない比較的楽な依頼だったので私たちは特に悩むこともなく依頼を請けた。

でも安易に引き請けたのが間違いだったわ。

コロンバスの森には以前も入ったことがあった。

その時は大した魔獣はいなくて私たちでも充分対応できる程度。

だから今回の調査も簡単なものだと思っていたの。

もうちょっと構成をしっかりしてから書きはじめればよかったorz

中途半端な区切りをなんとかしないと(使命感)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ