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アラフォーモブの異世界奔走記  作者: オウレイ
4/12

森の動物に襲われていた

長々と歩いた洞窟から外へ出るとそこは森の中の開けた場所だった。

というか周りには今出てきた洞窟か木々しか見えない。

見た感じ森の中にこの洞窟の入り口がありその出入口のこの辺りだけ切り開いた感じだった。


「人の出入りがあるのか」


切り開いたということは人間がこの洞窟に出入りするのかもしれない。

その割には人が通った形跡がない。

この洞窟に出入りする人間は毎度森の中を潜り抜けてくるのだろうか?

そんなことを考えているうちにふと気づいた。


「これ彷徨うのが洞窟からこの森に変わっただけじゃないか?」


折角洞窟から脱出できたと思ったのに今度は森を彷徨うのか。

暗闇では心が折れなかったのに、再び彷徨うことになるのかと思うと心が折れそうになった。

ともあれ、ひとまず街なり村なりを目指して教会を探そう。

自称美少女、面倒くさいな、マツダでいいだろ。

マツダの頼み事とやらを聞くためには教会に行かなければいけないんだ。

教会を探すことを目標に森の中を歩いていくしかない。



洞窟からしばらく歩いていると、ちょくちょくいろいろな動物が襲い掛かってくる。

しかしそれは避けるなり持っていたナイフで撃退するなりでなんとかやり過ごせていた。


「それにしてもこの森の動物は凄いな」


メチャクチャ鋭い牙が生えたウサギがアグレッシブに嚙みつこうとしてきた。

他にもネズミサイズのアリが集団で襲ってきたり、腕だけやたら巨大な猿が殴り掛かってきたりと地球ではまず見たことのない動物がこれでもかと湧いてくる。

ウサギと猿はとりあえず1匹、2匹だったから対処は簡単だった。

ウサギは2匹いたが突進してくるだけだったので避けてナイフで首のあたりを刺してやればお仕舞い。

もう1匹は突進してくるのを回避し、木にぶつかって気を失ったウサギをナイフで刺せば終わり。

猿は1匹で木々の間を飛び回って時折殴り掛かってきたんだが、それを避けたら避けた先にあった木が簡単にへし折れた。


「さすがにあれは喰らったらまずいな」


猿は木々を飛び移るスピードが速いがあれは手元が少しでも狂えばダメだろう。

そう考えて移動先の木を思いっきり蹴っ飛ばし揺らしてみた。

すると面白いくらい簡単に落ちてきたから一瞬動けなくなったところをすかさず殴って蹴る。

自慢の腕で殴られる前に仕留めてやった。

そしてアリは10匹以上いたのでウザかった。

幸い大して強くなく、踏んだらそれで動かなくなったので片っ端から踏んでいったが。

そんなこんなで襲い掛かってくる森の動物たちを撃退しつつしばらく歩いているとかすかに何かがぶつかる音がした。

硬いもの同士がぶつかる音だ。

私の他にも人間がこの森の動物に襲われているのかもしれない。

そして人間だったら街に案内してもらいたい。

そんな打算もあって私は音のする方へ向かって言った。



音の発生源に辿り着くとそこではやはり人間と人間っぽいのが森の動物に襲われていた。

といってもいきなりそこに乱入したりせず茂みに隠れて様子を見る。

襲われているのは4人組でいずれも女性のようだった。

襲っているのはさっきの鬱陶しいアリの群れと茶色の犬?にしては獰猛な感じの動物が5頭。

1人は怪我をしているのか膝をついて苦しそうだ。

耳が長いな。

怪我をしている1人に白と青の長いローブっぽい服を着た女性が寄り添っている。

その女性は怪我してる女性に当てて、手元がなんか光っているがあれが魔法か?

そして襲い掛かってくる動物たちが怪我人たちの方に行かないように防いでいるのは人間と頭に耳の生えた人間。

人間の方は中世ヨーロッパの騎士のような鎧と剣を装備して剣と魔法で犬っぽいのをけん制している

なるほど、剣と魔法の世界だ。

頭に耳の生えてる方は私のように胸当てと手や足に金属製の装備を付けてアリに殴り掛かっている。

格闘家か?

さっきの音の正体はアリと頭に耳の生えたのがぶつかった音か。


「コニー!ダリアは?」


騎士風の女性がローブの女性に声をかけた。


「トルーパーアントに足を噛まれて1人では動けません!」

「それに毒が回ってるみたいで意識が!」


コニーと呼ばれた女性がそう答える。

話の流れから察するに怪我をして膝をついているのがダリアと言うんだろう。

なるほど顔色が悪そうなのは毒のせいか。

そしてさっき踏んづけたあの巨大なアリはトルーパーアントと言うのか。


「ベリンダ!私がマスカレードウルフに突っ込むわ!」

「アントは足が遅い、私がウルフを引き付けてる間にダリアを!」


「でもアリス!いくらアンタでもマスカレードウルフ5頭は無理だ!」


会話の流れで騎士の方がアリスで頭に耳があるのがベリンダだな。

そしてあの茶色いのは犬じゃなくてウルフってことは狼か。


「大丈夫、3人が逃げ切ったら私も撤退するから」


アリスとやらのあれはどう見ても虚勢だな。

結構疲れてるみたいだし5対1はどう見ても分が悪いだろうっていうか無理だろう。


「でも…」


「何としても生き延びるから、早く!」

「3人が早く逃げ切れば私が生き残れる確率が上がるの!」


その言葉にベリンダが奥歯を噛んでいるのか悔しそうな表情でコニーとダリアの方へ。

ベリンダとコニーでダリアを挟み肩を支える。


「アリス!すぐに戻る!死ぬなよ!」


「アリス!ダリアを安全なところに届けたら必ず戻ります!」

「それまで何としても生き延びてください!」


そう言うとダリアを支えて2人はこの場を離れていった。

アリスの言う通りアントは足が遅い。

1人が怪我人でも追いつけないようだ。

そう言えばさっき踏んづけた時も速くはなかったな。

さて、3人はいなくなったけど私はどうしようか?

そう思案しているとウルフたちと対峙していたアリスが


「ねぇ、さっきからそこに隠れてるの!出てきなさいよ!」


あれ?上手いこと隠れてたと思ってたけどバレてる?

何年もなろうを読んできたのに戦闘とも呼べない戦闘描写で申し訳ありません。

主人公ことモブは無駄に高性能なので徐々に派手な戦闘ができるようになっていくと思います。

なっていったらいいなぁ。

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