表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スキル・ステータスオープンはステータスを見るだけ  作者: ぐざいになったねこ
第四章 それぞれの任務
71/116

第六十一話 神の子孫

「なるほど、現状は大体理解できた。」


アンデルビート国王の狙いや、セントレイクが襲われた理由。サーテレラが狙われた謎等、昼になるまで情報を共有する。エデルジート団長は、早急に身の危険を察した為、逆に手薄なサイサンシュレイトを奪還しに走ったらしい。俺は無謀だと思ったが、無理矢理神具を手に入れれば勝てると思っていたらしい。実際、奪還に成功した訳だが。


「王国兵の一部がサイサンシュレイト領の民だったとは、驚きを隠せないが......。」

「不思議ではないです。使おうと考える気持ちも分かります。」


その時、ミレーマーシュから声をかけられた。どうやらそろそろ食事の時間らしい。


「とりあえず、難しい事を考えるのは後にしましょう。」

「まあな。」


机の上に次々と皿が並べられていく。普段より豪華で、彩りがある為、思わず唾を飲む。全ての皿を並び終えたところで、エデルジート団長が口を開いた。


「宴の余り物だ。遠慮せずに食べてほしい。」



至福の一時だ。サイサンシュレイトの思い出と、セントレイクでの困難を語り合い、騎士団のメンバーとも話を巻き込んでいく。彼らもセントレイクの思い出を語りながら、一口一口、食してゆく。いつかセントレイクを復興させよう。サイサンシュレイトも協力しよう、なんて事を言い合って、俺達は食事を終えた。


「そういえば、シリアス。そちらの実家にジートの資料はあるか?なるべく昔のがあればいいが......。」

「探せばあるかと。ですが昔の物となると、ないかもしれません。」

「そうか。まあ、ジートとはあまり関係ない国だしな。」


エデルジート団長は何を調べようとしているのだろうか。そういえば、俺にも血筋について探っていたが。


「ヴィンデートのスキルが少々気になって、な。由来は分かったが詳しくは載ってないんだ。」

「今は別に関係ないと思いますが......、なんと載っていたのでしょうか。」


エミラッシェさんがそれを問い、分かったと言いながらエデルジート団長は説明を始める。ざっくりまとめると、昔、ジートが大地に舞い降りて行使したスキルが、[ステータスオープン]らしい。だが、エデルジート団長は、当時にそんな名前で呼ばれていなかった事に疑問を覚えた。


「当時は[世界の管理者]、と呼ばれていた。あとは、そのスキルが遺伝しなかった事も違和感を感じたんだ。」

「遺伝?十歳に神様から貰うのがスキルなのではないのですか?」


俺がそう質問すると、皆驚いた顔となる。しかし、すぐに納得したような顔になり、説明を始める。


「神が地上に舞い降りた時代があったんだ。彼らは人間と交流し、子孫と神具を残して天に帰って行った。」


なるほど。それがこの前カットされた神の子孫の話か。彼らしか神具を使う事ができない、と。つまり、エデルジート団長や、アンデルビート国王や、サーテレラは、神の子孫という事になる。


「んで、神の子孫は、元々の神が地上で行使したスキルを受け継いだんだ。もちろん、遺伝したから産まれた時から使えた。」


しかし、[世界の管理者]が遺伝することはなかった。


「......まあ、今のところ、ジートの子孫というのは聞いた事がない。なあ、ヴィンデート。確かに十歳の時にスキルをもらったんだよな?」

「はい。」

「これ以上はもはや推測の域を出ません。資料は僕が探してくるので、みなさんは王国兵について話し合っていてください。」


シリアスさんが立ち上がり、部屋を出る。自分の実家に戻って行ったのだろう。多少の謎を残したが、確かに今は関係ない事なので、俺達はすぐに王国兵の話題に戻った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ