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第三章 エピローグ
このタイミングでの襲撃。ヴィンデートの言う通り、団長が狙われている可能性が高い。無事を祈りながら、俺達はセントレイクへと急いだ。
「見えた!ラクタウト、状況は?」
夕方頃にセントレイクの街が見えた。目がずば抜けて良いラクタウトに、今の状態を探らせる。ラクタウトは目を細めて様子を探った後、顔を歪めて現状を報告した。
「門の前には王国兵の格好をしている奴らがいる。街の一部が破壊されて、戦闘が起こった形跡がある。今は光等が見えない為、もう占拠されているのでは......。」
「数はわかるか?」
「......見えてる限りでは門の前に三十ほど。セントレイクを占拠したなら、百人ほどはいるだろう。こちらに放たれた王国兵は囮か?」
「可能性はある。......どうする?今行っても、返り討ちに遭うに違いないが。」
それに加えて、街の人々が人質に取られる可能性もある。この状況をどう打開しようかと考えているところ、シリアスが一歩前に出る。
「僕が潜入しましょう。自慢ではないのですが、足が速いので。」
「俺達はどうする?」
「安全な所で待機でしょうか。良い場所があったら、しばらく拠点にしましょう。」
少し話し合ったが、これ以上の案が出なかった為、まずは夜を越える拠点を探す事となった。




