表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スキル・ステータスオープンはステータスを見るだけ  作者: ぐざいになったねこ
第二章 ギルド勤務一年目
24/116

短編 闇病み病(やみ やみ やまい)

どうやって責任をとればいいの?

勝手に巻き込まれて。私は望んだ訳ではないのに。


「お母さん、どうすればいい?」


返事は、なかった。

声は闇に吸われていくだけ。

[王の道]を持ってるだけで。

ただ襲われて。いらない情で匿われて。

全部、不可抗力だ。


「お父さん、私逃げたい。」


逃げずに最後まで戦い続けたお父さん。

そんなお父さんの口癖は、逃げないだった。


「逃げて、逃げて。もういなくなりたい。」


声は闇に吸われていくだけ。

いや、もう口に出している事も、思っている事も。

闇は全てを惑わしていた。


「もう、いなくなりたい。」


ごめんね、ヴィンデート。

私のせいで、こんなのに巻き込んで。

ごめんね。ごめんね。ごめんね。


「ごめんね。」


今度ははっきり口に出たことがわかって、逆に悲しくなった。

胸が痛い。そんなのから逃げたい。


「つらい、いなくなりたい。」


胸の奥がじんじんする。体から力が抜けていく。

力が抜けていくのに、力をいれていたいぐらい痛い。

いたい、いタい、イタい。


「......いたい。」


胸の奥。痛みは頭をも侵食し、体を発熱させた。

あつい。あつい。

ひどい。ひどい。

つらい。つらい。

なんで?なんで?なんで?



疑問。私の人生。

もしあのままだったら。

盗み続けて害悪を撒き散らすだけの屑人間だったら。

こんなことも思えないほどに黒く染まりきっていたのなら。

人としての心が消えていたのなら。

こんな思い、しなくていいぐらい楽な人生。


「どうしてだろうね。なんでこんな事になったんだろう。」


頭が痛い。ぐるぐるしていて気持ちが悪い。

そんな状況、それでも疑問を解き続ける。



わたしは。


「このまま、路地裏で死にたかった。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ