表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スキル・ステータスオープンはステータスを見るだけ  作者: ぐざいになったねこ
第二章 ギルド勤務一年目
21/116

第二十話 討伐完了

「エデルジート団長、なんで所有者すら知っているはずのない[ステータスオープン]の性質を知っているのですか?」

「......なんの事だ、エミラッシェ。」


エデルジート団長はうっかり忘れていたと言っていたが、そんな適当な人ではないはずだ。

なにか隠しているが、そっちが言わないなら余計な詮索はしない。身を滅ぼすと知っているから。

「かはっ、けほっ。」


辺りの地面が大きく盛り上がり、無数の根と、取り込まれた人達が出てきた。ほとんどの人は息絶えているが、投げ出されて俯せになっているピンクのポニーテールの人がもぞりと動いた。


「サーテレラ!」

「エミラッシェ、癒しを。シリアス、サポートできるか?」


ファントレル騎士団長が叫び、エデルジート団長がエミラッシェさんに命令を出す。シリアスさんはエミラッシェさんを護衛しつつ、生存者がいるかを確認した。


「デラストレイレスが苦しんでいる......?」

「なんだかわかりませんが、ファントレル騎士団長。今のうち叩くべきでは?」

「ああ、幹に攻撃を叩き込め!」


違う方面に向かっていた残りの二軍がこちらに集まり、攻撃を開始する。怪我人は下がり、エミラッシェさんは回復に追われている。


「エデルジート団長、デラストレイレスは体力のみ減っていくだけです。その他のステータスの変動はありません。」

「何が起こっている......?」


体力が1000を切っても、抵抗する気力が残ってないようにも見える。それに疑問を感じていると、サーテレラが起き上がった。


「......引きずり込まれた時、切断された根があちらこちらに見えました。それらに毒を飛ばして侵食させると、爆発したのです。大量に毒を飛ばした為、さらに消し飛ばしきれていない毒が蝕んでいるかもしれません。」

「そうか。よくやった、サーテレラ。」


デラストレイレスのステータスを見てみたら、もう体力は500を切った。さらに、そのほか変化がなかったステータスが軒並み下がっている。


「もう弱っています。」

「見ろ!幹が!」


べりべりと剥がれ落ち、土埃を出しながら地面に落下する。それを回収班と思われる人達が、それらを回収してしく。それを見た騎士達は枝や根、樹液等を剥がして回収し始めた。


「一段階だな。」

「油断するなよ、エデルジート。」

「後始末は貴方達の仕事でしょう?」


何故ここに居るはずのないデラストレイレスがいたのか、調査が始まるらしい。今回は超巨大個体であり、一つのギルドの主要メンバーが全滅した被害が出たので、再発防止の為に念入りに捜査されるそうだ。


「エデルジート、少しいいか?」

「なんでしょう、ファントレル騎士団長。」


人目を気にしたそうで、少し離れて小声で話している。

少し気になったが、すぐデラストレイレスの解体に興味が移った。



「お帰りなさい。ビート石があるとはいえ、寒かったでしょう?暖かいスープを用意しましたよ。」

「おかえり、ヴィンデート。大丈夫だった?」


夜の十時をまわった頃、茨の城団に帰ってきた。

暖かい空間に、暖かいスープ。そこにエデルジート団長の報告が入ってきた。


「とりあえず、明日詳しい情報が出るが分かっている範囲で。」


そう言って今日起こった事をまとめる。


「デラストレイレスの被害で、暁の瞳団の主要メンバーが全滅した。そして、逆光の鏡団のサンデルエイト団長が死亡。騎士団所属のサーテレラが重傷だが、エミラッシェがある程度回復させた為、療養の為の休暇ということで騎士団を一週間休む。それぐらいだ。」

「暁の瞳団って......、この街トップのギルドじゃなかったのですか?」


確かそのはずだ。団長含めて全て引きずり込まれた光景を思いだし、吐き気がした。


「ヴィンデート?」

「ごめん、大丈夫。」

「......詳しい情報は明日出るはずだ。今日はみんな休め。」


そう言われ、俺達は自分達の部屋へ戻った。

事情があって更新ペースが遅くなります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ