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プロローグ
私は時々、おかしな夢を見ることがある。
いつもと同じ自分の部屋、いつも通りの両親、いつも通り顔を洗ってご飯を食べて制服を着てドアを開ける。
ドアを開けるとそこには、見知らぬ美少女が立っている。
その子は私を見るとまるで飼い犬が飼い主を出迎えるように顔を綻ばせて、
「おはよう!」
そう私に声をかけるのだ。そして私はさも当然かのようにその挨拶を返す。
毎回そこで目が覚める。
ただの夢なのにとても鮮明に覚えてるその夢を両親や友人に話しても夢なんだろ?と笑い飛ばされるだけ。でも私はすごく気になるんだ。その夢の続きを