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ぜんそく「少年期」
僕は、小学3年生まで、ぜんそく持ちで、運動をすることが、まったく、出来ない少年でした。
いつも、体育の時間は、校庭の角で、みんなが楽しそうに、走り回っている姿を、羨ましく眺めていた。
高熱にうなされ、家の中を、半狂乱状態で、走り回っていた。
あんな苦しみは、もう二度と味わいたくない。
あの苦い思い出は、これから先も、消えることはない。
しかし、小学3年の二学期に、突然!、治ってしまう。
あれは、いったい、何だったんだろう。と、思ってしまうほどの衝撃だった。
それからは、運動をしてこなかったとは思えないほどに、毎日、運動して、毎日、走り回った。
今までの反動なのか、周りの男の子よりも、活発な少年に生まれ変わった。
そして、ドラえもんのジャイアンみたく、変貌し、ギャング団の結成に繋がっていく。