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第七話
はああああー・・・。
ん?
ギャラリー増えてね?
まあいいや。
はぁぁぁー・・・。
よし、行こう!
「青属性魔術 雨乞い!!」
抑えていた力が空に向かって飛んで行く。
その直後、ポツリと雨が。
空が暗くなる。
たちまちバケツをひっくり返したような雨になり、みんな一番近い(それでもだいぶある)家へと向かった。
「凄い雨ね。みんな、これで頭拭きなさい。」
逃げ込んだ先の奥さんがタオルを貸してくれた。
「凄い!おねーちゃん、ホントに雨降ってるよ!」
「本当に不思議ねぇ。何が起こったのかしら?」
「あらやだ!お洗濯物、干しっぱなしだわ!」
「あっ!そういえばうちも干しっぱなしだわ!」
奥様方がドシャ降りの中を傘もささずに帰って行く。
ダッダッダッダ
「タオル、もっと使うー?」
「あー、滑るから走らないの。」
ドガッシャーン!!!
ただ転んだだけだよね!?
なんでそんな派手な音すんの!?
「いてててて、あっ。はい、タオル。」
怪我、してないかなぁ。
気になるけど。
ちょっとやっとくか。
「・・・。無属性魔術、治癒。」
「なんだろ。痛いのがなくなった。」
こんなもんでいっか。