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何も見えない暗闇の世界で機械的な声を僕は聞いていた。



貴方のキャラクターを生成する為に生体情報をスキャンいたします。


スキャンが完了しました。


種族決定完了しました。


種族に伴い先天性体質(ギフト)先天性技術(ユニークアビリティ)を付与します。


生成が完了しました。


ようこそウロボロスオンラインへ。




------------------


ログインに伴う生成が終了し、視界に光が戻ってきた。

はじめに降り立った場所は王都(ノクロム)。僕はどうやら裏路地スタートの様だ。

幾つかスタートする街は選べたのだが、ここノクロムは道が整備されていて迷わないだろうという事で前のゲームでのクランメンバー達とここを選んだ。

さて…大通りにある噴水に行かなければならないのだがここはどこら変だろうか。


「インベント…り?」



早速インベントリから初期配布アイテムの地図を取り出そうとした時自分の声に違和感を感じた。声が変に高い。よくよく考えてみると普段見ているより大分目線が低い。

まさか…と思い頭に手をやり髪の毛を一房掴んで見ると、さらっさらの長髪。


「えぇ……。またかぁ……ありえないわぁ……」


身長が縮み髪の毛が伸び、声が高くなる経験は前にもあった。

以前リアルの素体をもとにアバターを生成するゲームでも女と誤認されたことがあったのだ。その時は一緒に遊ぼうとしていた友達にゲラゲラ笑われた。ああ…アバターの作り直しが出来るならしたい…


「とりあえず集合場所へ……【収納(インベントリ)】」


もう仕方が無いので収納を開きアイテム欄に一つだけ入ってある地図を取り出す。

地図には現時点の場所が黒点で表示されていた。目的の噴水までは距離があった。少し急ごう。



裏路地を抜け大通りに入るとかなりの人の行き来がある。日本では見られない様な髪の色や、巨大な剣を背負った戦士とみられる者、商売に精を出している者など多種多様の人物がいた。

ああ、やっぱり新しいゲームはいいな。これから何が始まるんだろうかとワクワクしてくる。

あちらこちらにある店を横目で見つつ、後ろ髪を引かれながら歩き続け噴水に到着した。


噴水にはかなりの人がごった返していた。約束は大雑把に噴水で!としていたので探し出すのは骨が折れそうだ。


「おうおう。周りに気ぃつけろ」

「す、すいませ…ん?」


あまりにきょろきょろしていたので3人組の1人にぶつかってしまった。反射的に謝り見上げると待ち合わせをしていた一人。クランメンバーのぬばたまさんだった。


「あっぬばたまさん!僕です僕。夕陽(ゆうひ)です。」

「おう?なんかまーた縮んだな。チビだと思ってたけど本当はもっとチビだったんだな」

「ええ…まあ……あはは」


所属していたギルド【首狩り族】はゲーム内で上位クランで僕が所属していたのは首狩り族のサブマスターをやっていた友達の紹介でほとんどお情けの様な形で入っていた。その友達を含めクランのメンバーの大半が一番強い街に行ってしまった。

僕がその街スタートだとやっていけそうに無かったので、周りのモンスターが一番弱いここ、ノクロムを選んのだ。僕以外にも3人この街スタートにする物好きの人がいたのでとりあえず合流して少しレベル上げをしようとさそわれたのだ。


しばらく待っていると他にも2、3人合流してきた。一言二言は話したことあるくらい。これを機に仲良くなれるといいな。


「よーし全員揃ったな。早速狩りに行くぞ〜」


雑談に興じていた人達もぬばたまさんの号令でへーいとかうぃーすとか思い思いに返事をして街の外に向けて移動を始めた。

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