湊の願い。
お待たせしました。更新でございます。
(…なんか頭痛えなあ…)
痛いと言うよりは、冴えない。ぼーっとする。紬が復活したら、どうやら次は自分らしい。
病は気から、とはよく言うし、何より彼女や幼馴染み、親友にバレたくない。
これは単なる意地で、ワガママだが。
正直、自分はどうなってもいいから
湊音や紬、廉に害が出ないようにしたい所だ。
「なぁーに、小難しい顔してんのよっ!」
「いてっ」
噂をすればなんとやら。湊音に横から小突かれる。
「紬も元気になったんだしさっ!男なら気張ってなさいよ。」
彼女はケタケタと笑う。バレただろうか。
「あ、でも」
思い出したように付け加えて言う。
「でも、無理しないでね?湊まで倒れたらシャレにならないからね?」
「善処するよ」
「何よりあたしが寂しくなるのよっ!」
どうやら彼女には敵わないらしい。
この屈託の無い笑顔に俺は支えられているのだ。
いくら学力を付けようが、体格が良くなったって、彼女の人間性に救われている。
さっきまでの頭痛はもう無かった。
頭の揺らぎは鎮まっていた。
「ありがとね。」
彼女は ぽかん としている。
「ふふっ。なによ、急に。どうしたの?」
「なんでもないよ。」
「へ〜んなの」
また小突かれた。
「そこの二人!もう、授業始まるわよー!」
「はーい!今行きまーす!湊走ろーっ!」
「ははっ、いそげーっ」
願わくば、こんな日々がもっと。
お久しぶりです。イルミネです。
ご愛読ありがとうございます。




